気持ちの良い晴天でした。梅雨入り前のこんなお天気は貴重。
できれば日曜のダービーまで好天がつづいて欲しいのですが、どうもそうはいかないみたい。
できれば日曜のダービーまで好天がつづいて欲しいのですが、どうもそうはいかないみたい。
今日のステレオグラムはヘラオオバコの花です。オオバコ科の多年草。
ヨーロッパ原産ですが、明治以前に日本に入り、雑草化しました。名前のとおり、葉っぱはオオバコに比べて細長く、玄関に置いてある靴ベラのようです。
花茎が高く、野川の岸では今の季節、よく目だっています。花が穂の下から上へ、順番に咲いてゆくのもおもしろい。線香花火を逆立ちさせた感じですね。
多田多恵子さんの『したたかな植物たち』(SCC)によれば、オオバコの仲間の種子は外皮にプランタザンという粘液質の繊維成分を含んでおり、このプランタザンは多量の水を吸収して膨らみ、ゼリーのようになるそうです。この性質を利用したダイエット食品もあるようですが、もとは粘液質のゼリーで靴の裏や車輪などにくっつき、遠くへ運ばれ、さらに含んだ水分のおかげで乾燥した場所でも育つことができるのだとか。
オオバコ、やるな。