昨日からかなりの雨が降りましたが、今日、午後にはあがり、陽も射しました。
鉢植えの根元に咲いたムラサキカタバミに午後の陽があたったところを逆光で撮ってみました。花の内部がよく見えます。
白く見えるのはオシベの頭(葯)。
カタバミの仲間のオシベは10本。このうち5本が長く、5本が短い。メシベ(見づらいのですが、緑色の柱頭が奥に)は、長短5本ずつのオシベの中間の長さです。つまり下からオシベの葯、メシベの柱頭、オシベの葯と3段になっています。
ムラサキカタバミは江戸時代に南米産のものがもたらされ、野生化しています。この花のオシベには、日本では花粉がないのだそうです。だから結実しません。カタバミ特有のタネを弾き飛ばす蒴果はできないんですね。
繁殖は地中にたくさんできる鱗茎で。なかなか引き抜くことができず、手強い雑草となっています。