道路を隔てた向かいの家が今日から取り壊し。
90歳を過ぎたお年寄りが亡くなられて2年あまり経ったでしょうか。1年ぐらい前から売りに出されていますが、買い手はつかない様子。更地にして、売れるのを待つようです。
90歳を過ぎたお年寄りが亡くなられて2年あまり経ったでしょうか。1年ぐらい前から売りに出されていますが、買い手はつかない様子。更地にして、売れるのを待つようです。
このあたりが宅地開発されて半世紀以上経つかと思います。当初、入居した人たちは高齢化し、どんどん姿を消してゆきます。子息が住み続けるというケースはほとんどなく、主がなくなった家は取り壊され、個人の住宅や集合住宅が新たに建ちます(我が家もミニ再開発された一軒)。
都市部の住宅地はこうして更新されてゆくのです。独居老人の孤独死も珍しくありません。
今日の花はクズ。マメ科の多年草。秋の七草のひとつですね。
近年はヨーロッパや北米に進出してたちの悪い雑草として猛威をふるっているクズですが、日本では根からでんぷんを取ったり(くず粉)、薬にしたり(葛根湯)、蔓からは繊維をとって布に織ったり(葛布)、付き合いの長さゆえか、しっかり利用してきました。が、昨今はそんなこともなく、やはりたちの悪い雑草になってしまっています。
秋の七草は、春のそれに比べて覚えている人が少ないのではないでしょうか。
萩・桔梗・葛・藤袴・おみなえし・尾花(すすき)・撫子――秋の七草。
萩、葛、すすきあたりは今でもおなじみですが、おみなえしは見分けられる人が少なく、藤袴は生息そのものが減っているように思います。
できればこのブログで写真を揃えてみたいものです。