昨夜は日本SF大会の時の宿をネットで探しているうちに時間が過ぎてしまいました。来月19日、つくばではイベントがいくつか重なっているようで、なかなか部屋がとれません。
今日の花はハンゲショウ。ドクダミ科の多年草です。
夏至から11日目(今年は7月2日)にあたる「半夏生」の頃に花をつけることからの命名だとか。
別名「カタシログサ(片白草)」は、葉の色合いからきていることは一目瞭然ですね。
葉が白くなるのは、花が咲く時分で、花が終わった8月頃からはまた緑色にもどるそうです。目立つことで虫を呼んでいるのでしょう。つまりは花びらと同じ役目。
夏至から11日目をなぜ「半夏生」と呼ぶかというと、その頃、雑草の「半夏」をよく見かけるからだそうです。
「半夏」とはサトイモ科の多年草カラスビシャクのこと(そういえば今年はまだ見てません)。
つまりはハンゲもハンゲショウも同じ頃に目立つ草だということですね。命名のもとになっているハンゲの方が偉いといえるのかな?
〈小説推理〉8月号が発売になりました。担当のSFレビューで次の3作を取り上げています――
- ジョー・ヒル 『NOS4A2 ―ノスフェラトゥ―〈上・下〉』 (白石朗訳、小学館文庫)
- キジ・ジョンスン 『霧に橋を架ける』 (三角和代訳、創元海外SF叢書)
- ジョー・ウォルトン 『図書室の魔法〈上・下〉』 (茂木健訳、創元SF文庫)
スティーヴン・キングの息子ジョー・ヒルが書いた『NOS4A2 』では、ロールスロイス・レイスが重要な役割を果たします。
「レイス」とは怨霊のことだそうで、凄い名前の車を作ったものですね。この車は昨年ニューモデルが発売されたようですが、小説に登場するのは第二次大戦前に作られた元のモデル。魅力的(というか魔力的)な車のようですね。
お話もめっぽう面白い。私は大好き。