惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

巨大穴・天坑

2006-04-10 20:32:55 | テレビ番組

 昨夜、テレビでNHKスペシャル「巨大穴・天坑――謎の地下世界に挑む」を観て、中国は奥が深いと感じました(11日深夜0時から再放送の予定だそうです)。

 桂林と同じく中国南部の石灰岩地帯の奇妙な地形の話。最大で直径600メートル、深さ600メートルという巨大な穴が山中にあって、その底はまるで「ロストワールド」。周囲とはまったく違った生態系が形づくられているというのです。
 穴の成因は、地下水脈が石灰岩を穿ち、地中に中空のドームが出来る。それが拡大して先端が地表に達し、薄い天井や壁が崩落したものと考えられているそうな。事実、穴の底に降りてみると、地下を激流がゴウゴウと流れていました。

 番組は地下の流れをたどって、成因の仮説を確かめる部分が中心でしたが、今後は、温かい地下水のおかげで亜熱帯の気候となっているという穴の底の植物や動物のことを知りたいと思いました。南米ギアナ高地に負けない、不思議な生きものがいるのではないでしょうか。

 今日の夕食はタケノコご飯。鉢植えで育てている山椒の木の芽をのせて、ホクホクと美味しくいただきました。
 次はエンドウ豆のご飯が食べたい。よろしくお願いしますm(__)m


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
「巨大穴・天坑」見ました。いや~魅力的な世界で... (大熊宏俊)
2006-04-12 01:14:40
「巨大穴・天坑」見ました。いや~魅力的な世界でよかったです。クリストファー・ハイドという作家の「大洞窟」も(ヨーロッパですが)こんな世界の話だったな、と思い出しました。
ただちょっと「川口浩探検隊」はいってましたね(^^;
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 お約束の地下の急流~滝という場面もあって、私... (森下一仁)
2006-04-12 10:03:10
 お約束の地下の急流~滝という場面もあって、私はヴェルヌの『地底探検』というか、その映画版を思い出しました。
 しかし、石灰岩地帯はもとは海底だったわけで、そこが隆起して、また水が穴を掘って……。地球のいとなみは多彩ですねえ。
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これは地学用語でいうドリーネが崩落・陥没してで... (羅門)
2006-04-15 14:32:48
これは地学用語でいうドリーネが崩落・陥没してできた穴ですね。秋吉台とかが有名です。当然、下は鍾乳洞が形成されていると思われますので、その規模からみても、日本のちっこい鍾乳洞とは違うと思います。たぶん中国には、まだ世に知られていない世界最長・最大の鍾乳洞があるのではないかと睨んでいるのですが……早稲田大学探検部とか、調査してほしいです(^.^;)。
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 番組での説明(仮説)によれば、地表から滲みこ... (森下一仁)
2006-04-15 20:06:49
 番組での説明(仮説)によれば、地表から滲みこんだ雨水がつくるドリーネとは違って、地下の川の流れが石灰岩をドーム状にうがち、どんどん大きくなった、その果てです。ですから、穴の部分には鍾乳石や石筍はなく、洞窟の他の部分で見られました。
 いずれにせよ、スケールの大きな特殊地形ですので、中国の研究者が必死で取り組んでいるようです。共同研究などができるといいですね。
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放送の3ヶ月前に現地を訪れていたので興味を持って... (異国の旅人)
2006-07-13 22:51:33
放送の3ヶ月前に現地を訪れていたので興味を持って見ましたが、放送の内容にはガイドや現地の案内板の説明と合わないところがありました。
例えばパンダの化石や目のない魚が新発見されたと報じていますが、これらは5年前にすでに発見されているのです。
ほかにもおかしいところがいろいろあるのですが放送の初めの部分を見落としてしまったことと記憶がボケてしまったので断言できません。
放送を録画してた方がいらしたらビデオテープをお借りしたいのでよろしくお願いします。

ここを訪れた時の旅行記を書いてありますので参考にご覧ください。
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 旅行記、天坑の部分を拝読しました。素晴らしい... (森下一仁)
2006-07-14 20:03:54
 旅行記、天坑の部分を拝読しました。素晴らしい旅をなされていて、うらやましい限りです。
 ビデオは残念ながら、私は録っていません。どなたかお持ちだといいのですが……。
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