惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

よこやまの道でポッカール

2009-01-05 20:28:39 | ポッカール
 今日から世間は休み明けでしょうか。たぶん人影が少なくなっているだろうと思い、午後のポッカール練習はちょっと足を伸ばして「多摩よこやまの道」へ行ってみました。

Yokoyamamichi0901  よこやまの道は、多摩ニュータウンと南側の町田市・稲城市との境界にあたる尾根伝いの散策路です。古代東海道と重なっていたり、鎌倉街道と交わっていたり、古くからの往還を再現した快適なくねくね道。適度なアップダウンの繰り返しはポッカールにもってこいです。

 今日は東端の丘の上広場から西へ1キロほどの間を往復してみました。
 基本的には小石のちらばる砂利道。横道や回り道の部分には土が剥き出しになった山道らしいところも見られます。
 登りと平坦な部分はポッカールを担ぎ、下りになると跨って走る。これの繰り返し。時間は普通に歩く場合の3分の2ぐらいでしょうか。
 思ったとおり人影も少なく、楽しい練習が出来ました。


大黒天

2009-01-04 20:53:18 | うんちく・小ネタ
Daikoku0901  昨日の伊興七福神のうち、実相院に祀られていた大黒天です。ご覧のとおり、真っ黒。

 七福神の大黒天は、大国主の命でもありますよねえ。この写真、格好は大国主で、色は真っ黒。まさに両神が一体化しています。どなたのデザインなのでしょう?

 大黒天は、ヒンドゥー教のマハー(大)カーラ(黒)神。シヴァの化身ですが、実際、黒い神さまなのでしょうね。
 大国主の命は、オオナムチともいいます。おそらく出雲近辺の国主で大和朝廷と張り合った中では最も力があった勢力をカミとしたものでしょう。少彦名(ヒルコ、エビス)とペアになって、あちこちの神社に祀られています。
 「大黒」と「大国」――どちらも「ダイコク」だから一緒くたにされているのです。さすが日本人というべきか。

 そもそも七福神にはインドと中国と日本の神さまが入り混じっているのですよね。
 大黒天・恵比寿・弁財天・毘沙門天・福禄寿・寿老人・布袋。どれがどの国出身なのか、わかります?

 「ベストSF2008」に 毛利信明さん から投票をいただきました。毛利さん、ありがとうございました。
 投票の要領はこちら



〔七福神の国籍〕
大黒天……インド+日本
恵比寿……日本の神だが異国から渡来
弁財天……インド(水の神)
毘沙門天……インド(仏法を守る神)
福禄寿……中国(道教の神・南極星)
寿老人……中国(福禄寿に同じ)
布袋……中国の禅僧・契此(かいひ)

伊興七福神

2009-01-03 21:07:07 | まち歩き
 正月3日は吉例七福神巡り。旧知のSF仲間「一の日会」の12人で、今年は足立区の伊興七福神を回りました。

 新しく設定された七福神だそうで、竹ノ塚駅近くの4つのお寺を訪れるだけで済みます。しかも神様がダブっていたり、おまけとして寄った正安寺(でしたっけ?)には、七福神が揃って祀られていたりして、2度も3度も七福神をお参りした気分が味わえます。
 それと、人出の少ない(というか、ほとんど無い)のが印象的。のんびりと、落ち着いた感じで歩いた2時間ほどでした。

Botandoro0901  途中、新幡随院法受(ほうじゅう)寺に『怪談牡丹燈籠』の碑があったのも興味深いものでした。
 このお寺は谷中三崎町の法住寺と浅草の安養寺が合併し、ここに移ってきたのだそうですが、元の法住寺境内に建立された「濡れ仏」の縁起として三遊亭円朝が書いたのが『怪談牡丹灯篭』だというのです(我が家のどこかに岩波文庫版があるはずなのですが、出てきません)。
 碑には「新幡随院法住寺濡れ仏の縁起 怪談牡丹燈籠 三遊亭円朝演述 橘右近書」とあり、下部に『牡丹燈籠』の一節が彫られています。

 「ベストSF2008」、最初の投票はmarinさんでした。marinさんありがとうございました。
 投票内容はこちらをご覧ください。

 こちらが投票要領です。よろしくお願いします。


初春

2009-01-02 17:55:14 | 季節
 本年もよろしくお願い申し上げます。

 昨年は経済危機や政権投げ出しなど、「人間は何をやってるんだ?!」と嘆きたくなることが多い1年でした。
 今年は、おカネをどう流れさせ、どう使うかという資本主義の模索を目にすることになりそうです。何が本当の幸せかを見据えた、賢いやり方を編み出してゆければ良いのですが。

 さて、今朝の初夢。
 2つ、覚えています。

 1つは、書架の取り付けで悩んでいる夢。これは現実問題を如実に反映しています。目下、本棚をどうすれば良いのか、検討中なのです。
 もう1つは、雪の中で遭難した人たちを捜索する人々の壮行会に参加しているという、奇妙なものでした。特に雪山での遭難のニュースが気になっていたわけでもないのに。
 夢の中で私は、高校の山岳部の後輩たちが捜索隊に参加するのを激励していました。もう自分が現役で頑張る世代ではないことを自覚しているのでしょうか。

 ま、それはそれとして、今日は初ポッカール。稲城の百村山道をうろうろして来ました。
Ume0901  風は冷たいけれど、里山には暖かい日の光が降り注ぎ、ウメの花が咲き始めています。いかにも初春という言葉が似つかわしい。

 ついでに、尾根の西端にある北辰妙見尊に初詣で。
 この妙見さまからは北側の多摩川方面の見晴らしが素晴らしく、北斗七星もさぞくっきりと見えることと思われます。
 妙見信仰は、道教の北斗七星崇拝と仏教とが混交した興味深いものですが、ここは神社建立の場所としてはもってこいだったのでしょう。夏の祭礼では「蛇縒り」という面白い行事も行なわれます。

 「ベストSF2008」投票募集中です。こちらの要領をご覧になってください。