惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

忍冬

2012-05-25 20:52:54 | 草花
Suikazura1205 この花も毎年のように掲載しています。草ではなくて、つる性の木本ですけど。

 スイカズラ(吸葛)は、別名「金銀花(キンギンカ)」。由来は花の色を見ればよくわかります。最初、白くて、時間が経つと黄色に。

 花びらもオシベ、メシベも特徴がありますが、特に5本のオシベはなんでまたこんなふうにヒョロヒョロと曲がっているんですかね。長くて、先端がバラけているのも、虫たちに花粉をつけるのには適当でないような気がします。
 しかし、まあ、スイカズラにはスイカズラの戦略があるのでしょう。実はきちんと2つずつならんでつくようですし。


人工授粉

2012-05-24 20:50:50 | 園芸
 昨日、今日と良いお天気がつづき、プランターの作物も順調に育っているようです。

 今朝はスイカに雌花と雄花が咲いていました。
 とりあえず人工授粉に挑戦。雄花を折り取って、オシベの先端を雌花のメシベにちょんちょん(こんなことしちゃっていいのかしらん?)。

Watermelon1205 うまくいってれば、花の下の子房がどんどん膨らんできます。
 アリがごそごそしているのは、手伝ってくれているつもりなのでしょうか。

 左側に見える白いリングは受粉日のメモ。「5.24」と書いてあります。
 収穫日は受粉から35~40日目なので、わからなくならないように。

 ダービーの出走馬と枠順が発表になりましたね。今年も競馬場に出かける予定。しっかり研究しなくては。


小さな虫

2012-05-22 20:34:06 | 動物
 5日前に写真を掲げたナミアゲハの幼虫はもう姿を消しました。どこかでサナギになっているのでしょうか。
 その代わりといっていいのか、他のアゲハの幼虫がうじゃうじゃいます。緑色になっているのだけで4匹は確認。そのうち1匹はすごくデカくなってて、そろそろサナギになりそう。

Mushi1205 写真はミカン(の仲間の何か)の若葉で休んでいた小さな虫。体長1センチぐらい。
 目玉を見るとハエのようですが、腹や長い2本の尻尾はカゲロウの仲間を思わせます。羽は小さくて、透明。
 何なんでしょうねえ?

 地球には知らない生きものがいっぱい。この前、NHKテレビでやっていたマネシヤドクガエルにもびっくりしました。


太陽の黄金のリング

2012-05-21 20:32:56 | サイエンス
 ブラッドベリの短編(と短編集)のタイトルは「太陽の黄金の林檎」。今日の金環蝕は「リング」。
 息子の天体望遠鏡で見ると白銀色のリングでしたが、日蝕メガネで見ると見事な黄金色でした。

 朝早くから気になって何度も目を覚ましていたものの、布団から起き出したのは6時45分頃。薄雲の彼方の太陽はすでに右上方から半分近く欠けておりました。
 それから徐々に太陰は斜め下方に移動し、7時32分頃からは太陽の中央に陣取って、周辺に光のリングをまといました。

 この欠け方は、月の公転によるものなのでしょうね。白道をじわじわと西から東へ移動。それを、東へと自転する地球の表面から眺めている。宇宙のスケールの大きさを感じます。

 空模様にはヒヤヒヤさせられましたが、無事見ることができて、本当に良かった。生きててこその、しあわせ。


酢漿草

2012-05-20 20:37:02 | 草花
Murasakikatabami1205 カタバミは漢字では「片喰」とも「傍食」とも書くようです。今日はゆえあって「酢漿草」と表記。
 ムラサキカタバミはカタバミ科の多年草。今は雑草ですが、もともとは江戸時代に観賞用として輸入されたそうです。

 子ども時代、ムラサキカタバミの花を見つけるともぎ取って茎をくちゃくちゃと噛んだものです。酸っぱい味がするのです。
 美味しいというわけではないのですが、口の中に唾液がいっぱい出るのがおもしろかった。これはイタドリやスカンポも同じでしたね。
 そんなこともあって、ムラサキカタバミのことは「スイスイ」と呼んでいました。吸うと酸っぱい。それで「スイスイ」。
 漢字で書くと「吸い酸い」でしょうか。それとも「酸い酸い」?
 そんなこともあって、カタバミの漢字表記は「酢漿草」が似つかわしく思えます。

 カタバミやイタドリの酸味はしゅう(蓚)酸だそうです。ホウレン草にもしゅう酸は含まれていて、生でたくさん食べると結石を起こすので要注意。
 植物が身を守るための「化学兵器」なのだそうです。人間は調理を工夫して、害を取り除きますけどね。