惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

2013-02-23 20:58:52 | 野鳥
 野川で出会う鳥は、まず、カルガモ、カモ、コガモ、オナガガモ、カワウといった水鳥たち。コサギ、アオサギ、ゴイサギなど、サギ類も多い。
 人気があるのは何といっても、カワセミ。ハクセキレイ、キセキレイもいます。岸の草むらにはカワラヒワ、スズメ、ムクドリなど。桜の木にコゲラがいることもあります。

Tsugumi1302 この季節、岸をヒョコヒョコ歩いているのはツグミ。ヒヨドリと同じぐらいの大きさの冬鳥です。
 今回は桑の木の枝で休んでいるところを写真に撮ってみました。歩いている時はスマートですが、こうやってじっとしてる時は羽根が膨れていますね。体が冷えないようにしているのでしょう。

 子供の頃(半世紀以上も前のことです)、ツグミは罠で捕らえる小鳥の代表でした。
 裏山の開けたところに枝と糸で作った罠をしかけ、木の実の餌でおびき寄せてつかまえるのです。町の小料理屋にもってゆくと買ってくれました。焼き鳥にして、客に出していたのだと思います。
 あの頃は誰が野鳥を獲ってもおとがめはなかったなあ。牧歌的とも野蛮ともいえる時代ではありました。


明治の街並み

2013-02-22 21:31:00 | アート・文化
 午後、港区南麻布の東京都立中央図書館へ出かけ、4階企画室で「地図と名所案内でめぐる明治・大正の東京」

 ずっと調べている事柄の関係で、明治40年頃の麹町区内の様子を知りたかったのですが、行ってみると、そのものズバリ、明治40年1月調査の「東京市麹町区全図」(東京郵便局編)が展示されていました。ラッキー!
 郵便局が配達のために調べた地図なのでしょう、基本的には今の住宅地図のようなもの。一戸一戸の大きさがわかり、町内の様子が想像できます。

 郵便地図はこの他に、旧四谷区・牛込区・芝区・京橋区・日本橋区・浅草区・深川区のものが展示されています。文字が細かいので、受付で虫メガネを借りた方が良いかと(いくつも用意してくれています)。

 名所案内では明治30年刊の「東京一目新図」が圧巻。巨大な絵地図で東京市内の見どころがひと目で見渡せます。
 その他「江戸・明治・東京 重ね地図」が体験できるのもうれしい。
 あ、もう一つ。展示物の資料はきれいなクリアフォルダーに入ったのをもらえます。お得感いっぱいで、入場無料。24日(日)まで開催中。

 「ベストSF2012」に3番目と4番目の投票がありました。らっぱ亭さん笛地静恵さん
 今月いっぱい、投票受け付けていますので、どうぞよろしく。要領はこちら


飛んだ!

2013-02-21 20:57:50 | 野鳥
 2月も下旬だというのに、いっこうに暖かくなりません。今日の最高気温は8.0℃(隣町アメダス)。
 寒くて長い冬の責任を問う声が、そろそろ上がるのでは?

 この頃、野川沿いを歩くと必ずといっていいほどカワセミの姿を見かけます。数が増えているのかなあ。
 今日も3羽、漁をしているところを見ました。

 写真はいつも枝にとまっているところなので、たまには違ったものを、と思い、少し粘ってみました。
 シャッターを半押しにしたまま、カワセミが飛ぶのを待ちます。
 しかし、待っている時に限って(という気がする)、なかなか飛びません。

Kawasemi1302b やっと撮った1枚がこれ。
 手前の枝から前方に飛んで、水中の魚を獲ろうとしています。羽が背中で畳まれかけているのは、ダイビングするための準備なのでしょうね。
 残念ながら、この回は獲物を逃してしまいました。というか、何度か飛び込むのを見ましたが、今日は一度も捕えられなかった。


海牛

2013-02-20 21:17:12 | 動物
 「かいぎゅう」ではなく、「うみうし」と読んでください。
 このところ我が家ではウミウシが俄然、注目の的。

 ひと月ぐらい前だったでしょうか、家内が「ウミウシってすごいのね」というので、「何なに?」と聞いたところ、ある種のウミウシは餌の葉緑体を体内に取り込んで、光合成による栄養を利用する。しかも、形が葉っぱみたいになって、植物同様、動かなくなってしまうというのです。
 詳しくはこちらを参照してください → 「盗葉緑体により光合成する嚢舌目ウミウシ」(PDF)

 で、今度はペニスを相手の体内に置いてちょん切ってしまうのもいる、というニュース → 「生殖器を使い捨て、再生させて交尾 ウミウシ驚きの生態」(AFP)

 なんちゅう、生きものやねん!!

 ウミウシっていうのは軟体動物門腹足綱、つまり巻貝の仲間なんですね。貝殻を小さく、見えないぐらいに退化させた巻貝。
 我々が漠然と理解している進化とはまったく違う方向に、すごい進化を遂げている動物なんじゃないかと思えてきました。

 地球生命の不思議は尽きることがありません。


空飛ぶお皿

2013-02-18 20:56:10 | スポーツ
 凄いですねえ、ジャンプワールドカップ総合優勝の高梨沙羅選手。

 旭川にあるグレースマウンテン・インターナショナル・スクールの高等部1年生ですが、冬の間、競技のため世界を(文字どおり)飛びまわっていて、学校はどうなるのだろう? と勝手な心配までしてしまいました。
 でも、朝日新聞の夕刊によれば、入学して4か月目の去年夏には、高校卒業程度認定試験に合格しているんですって。

 ちなみに、この高校卒業程度認定試験はかつての大学入学資格検定のこと。「高等学校を卒業した者と同等以上の学力があるかどうかを認定するための試験」です。
 高梨選手は勉強の方も素晴らしい集中力で、あっという間にK点に達したんですねえ。

 で、もうほとんどの人が気づいているのでしょうが、高梨沙羅選手のライバルで昨年のチャンピオンだったのが、サラ・ヘンドリクソン選手。名前が同じ「サラ」!

Kawasemi1302 ジャンプはサラ。
 なんたって、flying saucer ですもん。(大変失礼いたしました)

 写真は、夕方、雨上がりの野川を散歩した際に見かけたカワセミ。
 何度も水中にダイビングして獲物をねらっていましたが、捕まえるところを見ることはできませんでした。
 めげずに頑張れよ!