惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

落日

2013-02-17 21:15:22 | 季節
 冷たい北風が吹き荒れた昨日に比べて、今日はかなり空気がゆるんだ感じ。でも、最高気温は7.1℃(隣町アメダス)と、たいして上がっていません。

 中央競馬フェブラリーステークス(ダート、1600m)は今年最初のGIレースなので、張り切って参戦。
 イジゲンを軸に馬券を買ったのですが、この馬の悪い癖が出てスタートで大失敗。芝では圧倒的に強いカレンブラックヒルも初のダートでは苦戦してドン尻から2番目でゴール。なかなかうまくゆかないものです。
 勝ったのはグレープブランデー。マンハッタンカフェの子ですが、どちらも美酒ですね。浜中騎手は去年のリーディングジョッキーで、今年も暴れそうな予感。

 TVの競馬中継が終わってから自転車で散歩。ホームセンターをまわった後、多摩川で夕陽を見ました。

Sunset1302c 写真は土手から落日を眺めたところ。多摩丘陵の彼方、扇のように広がった雲の要のあたりに日が沈んでゆきます。
 丘陵の下で銀色に輝く帯が多摩川の水面。ところどころ岸の茂みで途切れています。
 富士山は太陽のやや左側。雲がわだかまったあたりに隠れてしまいました。

 明日は天気が下り坂なんですね。きれいな夕焼けとはいきません。でも、広々とした景色は気持ちが良かった。


「一時」の恥

2013-02-16 21:19:37 | うんちく・小ネタ
 ロシアのチェリャビンスクに落下した隕石は、直径17メートル、重さ10000トンだとか(NASA発表)。
 凄いなあ。動画で見ると、白くて太い煙の帯がぐんぐん伸びて、衝撃音、大発光に至る。

 確率的にいうと100年に1度の出来事ですか。見られた人は運が良かった(悪かった)?
 不謹慎かもしれませんが、私は現場で見てみたかった。

 「私も知りませんでした!」と、叫びそうになったのは、山口文憲さんの『若干ちょっと、気になるニホン語』(筑摩書房)の「一時避難所」の章を読んでいた時のこと。
 自転車でホームセンターへ出かける途中、信号待ちの際に山口さんがふと見上げると、次のように書いた案内板が出ていたというのです。

「いっとき避難場所」
 「一時避難場所」のことですよねえ。その読みが「いっときひなんばしょ」だとは。
 山口さんの調べによれば「首都圏では、ほとんど全自治体が」こう称しているとか。

 たとえば横浜市南区のホームページにはこうあります
 またウィキペディアにも「一時避難場所(いっときひなんばしょ(※一部の地域ではいちじひなんじょという)」と書いてある。

 OKWaveの質問欄では、「一次避難所」と区別するためにこう呼ぶともありますが、なるほど、お役所らしい考え方ではあります。

 ちなみに、台所仕事をしている家内に「一時避難所」は「いっときひなんじょ」なんだよ、と教えると、「ええっ!」と言って、持っていたお鍋を取り落としそうになりました。衝撃の「いっとき避難所」。


「ぱ」

2013-02-15 21:15:49 | 本と雑誌
 冷たい雨が昼頃から降り、夕方、散歩に出る時もあがっていませんでした。
 あまり歩き回れないので、今日も市の文化会館へ行って、階段を12階まで登りました。
 展望ロビーから西の空を眺めると、雲の切れ間が赤く輝いています。天気は回復しつつあるらしい。
 案の定、また1階まで歩いて下りて外へ出ると、雨はやんでいました。明日は良い天気だな。

 「右」と「左」は結構むずかしい問題ですが、大森望責任編集『NOVA9』(河出文庫)所収の浅暮三文「晩夏」を読んで、またぞろ頭を抱えてしまいました。
 この短編では主人公のもとへ「は」が訪ねてきます。本当は「ぱ」なのですが、半濁点「゜」を落っことしてしまって「は」になったのです。
 落ちた「゜」は主人公が拾って何だかわからないまま、アパートの自室に持ち帰っている。それを返してもらいたいと言ってやって来たのです。
 不憫に思った主人公は「゜」を返してやる。すると相手は――

 へへへ、これこれ。これがないとどうも落ち着かなくてね。「は」は受け取った輪を右肩の上辺りに器用に担いだ。すると「は」は「ぱ」になった。……
 「右肩」でいいんでしょうかね?
 主人公から見ると「右側の肩」だけど、「は」自身にとっては「左肩」になるのでは?
 いや、それは「は」がこちらを向いているという前提での話で、「は」は実は向こう向きなのかも。だとしたら右肩でいいことになりそうだし……。

 果たして文字はこちらを向いているのか、向こうを向いているのか。
 それにしても、「向こうを向く」という日本語も変な言い方だな。ああ、もう、何がなんだか……。


12階

2013-02-13 20:32:50 | 日記・エッセイ・コラム
 深夜に降りだした雨が未明には雪になったようで、朝、起きると屋根や垣根、畑などにシャーベット状の雪が少しだけ積もっていました。
 が、天気はすっかり回復し、朝日が照りつけると、その雪もあっという間に消えてしまいました。
 日中の最高気温は11.8℃(隣町アメダス)と、まずまず。でも、東の洋上に低気圧が抜けた後は、一時的に冬型の気圧配置となり、北風が強く吹きました。

 このところ、あまり多摩丘陵やハケの坂道を歩かないので、時々、散歩途中に市の文化会館へ寄って、最上階(12階)まで階段を登るようにしています。
 最初は8階あたりで息が切れていましたが、何度か回を重ねるうちに、さほど苦にせずに上がれるようになりました。

 12階には西側に展望室があって、天気が良ければ、大山から丹沢、富士山、高尾山、奥多摩、秩父の山々を眺めることができます。
 今日も晴天だったので見晴らしは素晴らしかった。

 パノラマを確認しながら、たくさんある山頂の名を覚えようとしているのですが、なかなか頭に入らないですね。山の名前そのものを覚えるのが困難になっている。歳を感じます。


残量僅少

2013-02-12 20:26:03 | 日記・エッセイ・コラム
 深夜の冷え込みがきつく、何度も目が覚めました。最低気温-2.7℃。
 日中も曇って寒いまま。最高気温6.0℃(いずれも隣町アメダス)。

 まだまだ寒くて乾燥しているので、ハンドクリームは欠かせません。
 プラスチックのチューブに入っているのを使っていますが、すでに残りわずか。ただ絞るだけでは出てこないので、絞り口付近にクリームを寄せるため、まず振る必要があります。
 もうずっと振り続けているので、この作業をしても出にくくなってきました。なんとか今シーズンはこれでもたせたいと思っているのですが、さて、どうなるやら。

 田舎(高知)では、「振る」ことを、やや強調して「振りくる」ともいいます。「振り回す」に近いかもしれませんが、それよりは動作がコンパクトな感じ。
 ただ「振りくる」だけでは用をなさない時には、「振りくりまわす」必要があります。
 つまり、「振る」<「振りくる」<「振りくりまわす」とエスカレートしてゆくのです。

 今は振りくりまわしている状態。
 これがさらに激しく(がいに)なると、「こじゃんと振りくりまわしたちや」と言うことになります。