惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

それぞれの鈴木清順作品

2017-02-23 21:09:43 | 映画

 亡くなられた鈴木清順監督、それぞれの方の推す作品がバラバラなのが楽しい。
 よく見るブログやツイッターで目にした範囲内での感想ですが、人によってずいぶん違うんですねぇ。『殺しの烙印』を推す人もいれば、『けんかえれじい』や『野獣の青春』、それに『ツィゴイネルワイゼン』なと゜。
 勝手な推測をすれば、「最初の一撃」が頭にこびりついているんじゃないでしょうか。初めて観て、「なんじゃこりゃ~!」となって、忘れられなくなるのでは。自分自身がそうでしたから。

 夕方、外へ出ても暖かく、手袋なしで中央図書館まで。
 コートなしで歩いている人がかなりいました。中には半袖Tシャツで自転車に乗っている人も。でも、これはちょっとやり過ぎの感がありましたな。

 暖かくなってくると、土いじりのムシがうずうずしてきます。
 2日前に小カブの種を蒔きました(第一弾。時期をずらしてもう一度蒔く予定)。
 次は何をしようかと、今、思案中。

 というか、その前に書かなきゃいけない原稿があるし、所得税の申告も……。


鈴木清順監督

2017-02-22 21:16:42 | ひと

 13日に亡くなられたとか。享年、93。

 鈴木監督の映画を観てびっくりしたのは大学1年の時だったでしょうか。その作品は、小林旭主演『関東無宿』。

 1963年製作なので、私が観たのはそれから7年ほど経ってからのことになります。劇場は、西新宿の成子坂映劇(?)という、いわば場末の3番館。その近くの安アパートから学校に通っていたのです。
 夜の時間を持て余して、3本立て上映を観に行った時、たまたまかかっていました。
 色使いが凄い。美術は木村威夫さん。『悪太郎』で鈴木監督と組んで2本目だったようですが、2人の相乗効果でケレン味あふれるシュールな世界が展開していました。

 それ以来、鈴木監督の名前を頼りに追いかけるようになり、観た順番は忘れましたが、高橋英樹主演『刺青一代』、渡哲也主演『東京流れ者』、高橋英樹主演『けんかえれじい』……どれも、文句ない傑作。
 ただ、日活を追われる原因となった宍戸錠主演『殺しの烙印』は、どうもピンと来なかった記憶があります。そして、『ツィゴイネルワイゼン』や『陽炎座』も。今ひとつ、緊張感に欠けていて、私にとっては、日活時代の作品に及ばないのです。

 それはともかく、日本映画の監督としては並ぶものがないユニークな巨匠でありました。
 どんな映画を観せてもらえるのか、あんなにワクワクさせてくれた人はいなかったなあ。ご冥福をお祈りします。


魚と野菜のラーメン

2017-02-21 21:07:57 | まち歩き

 お昼は吉祥寺へ出かけたので、井之頭通りのビル2階にあるあら出汁ラーメンのお店に入ってみました。

 自宅で食べるラーメンは、生もインスタントもかなり美味しいのですが、たまには外でもラーメンが食べたくなります。吉祥寺のこのお店は初めて。
 店に入ると、サバ出汁の香りがぷーんと立ち込めていました。アラなのか、それともサバ節なのか。いずれにせよ、サバは大好きなので歓迎です。

 注文したのは辛子入りの「あら炊き辛塩ラーメン」。白い丼に赤いスープ、白い白髪ネギや青い大葉のトッピングがきれいです。
 スープはあっさり、良い出汁が出ています。麺は細めで縮れていない。濃いスープを絡めて食べるのではなく、あっさりスープでつるつる食べましょうということでしょう。
 辛さは3段階から選べ、「中辛」にしましたが、唇のまわりがピリピリするぐらいの強さ。寒い風に吹かれた後だったので、ありがたかった。
 チャーシューではなく、海老や鶏の入ったツミレが載っているのも面白い。特に、大葉の細切りが、このラーメンに合っているように感じました。

 絶品というほどではないけれど、時々、食べたくなりそうな味。ごちそうさまでした。


2人目・3人目

2017-02-20 21:24:21 | SF

 昼前から凄い風が吹きまくりました。「春二番」ですね。

 「ガタン!」という物音が響いたので、なにごとかと外へ出て家のまわりを見まわしたけれど、異常は見当たらず。どこからす飛んで来たゴミの袋が道路を転げてくのが見えるのみ。
 で、その後、2階へ上がった際にベランダを覗いたところ、物干し竿が台から外れ、下に落ちていました。洗濯物を干したハンガーセットが風にあおられ、竿ごと舞い上がったようです。こんなこともあろうかと、片方の端はロープで縛ってあったのに。反対側が持ち上がってしまったんですね。
 さいわい洗濯物は飛んでいってなかったので、慌てて室内に取り込みました。

 その後も、ヒヨドリ除けのネットが風でバタバタしっぱなし。破れたり、飛んだりしては大変なので、一部、巻き上げ、ロープで固定しました。

 その風も夕方にはほぼおさまり、ヒヨドリが来る前に、またネットをセットし直し。
 風にあおられっぱなしの一日でした。

 「ベストSF2016」に2人目と3人目の投票がありました。
 さあのうずさんらっぱ亭さん、ありがとうございました。
 引き続き、投票、よろしくお願いします。


尉鶲

2017-02-19 21:12:06 | 野鳥

 あ。
 書原阿佐ヶ谷店は今日が営業最終日だったんですね。
 もう一度、行きたいと思っていたのに、機会を失してしまった。残念。

 店内の本棚は一見の価値がありました。あんなに天井近くまで本がびっしり詰まっている空間は他に見たことがありません。いったいどれだけの本が詰まっていたことか。
 ずーっと眺めていって、確か社会科学の棚の隅っこで見つけた本をレジに持って行ったら、「こんな本、どこにありました?」と、店の人に訊かれたことがあります(笑)。

 建物が耐震基準に合致しないので、閉店せざるを得ないのだとか。近所のつつじヶ丘店をせいぜい利用させていただきます。

 このところ、ジョウビタキのオスが我が家の庭を縄張りと決めたみたいで、ちょくちょくやって来ていると、家の人から聞いていました。
 自分でも見たいものだと思っていたら、午後、庭仕事をしている時にやって来てくれました。
 わりと長い間、滞在してくれたのに、写真はほとんどがマズイものばかり。ましなものを1枚、あげておきます。

 ジョウビタキの「ジョウ」は「尉」で、銀髪のこと。ヒタキは「火焚き」で、鳴き声が火打石を打つ音に似ていることからきているそうです。色が鮮やかで、人を怖れないので、見慣れると親しみがわきます。

 2月もあと10日ほどになりました。「ベストSF2016」、投票の締切は月末ですので、そろそろよろしくお願いします。
 要領はこちら