金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

東京都庭園美術館を観る

2006年03月12日 | うんちく・小ネタ

Asakatei 3月12日の日曜日、ワイフと恵比寿で映画を観た後歩いて白金の東京都庭園美術館を訪ねた。風の強い日だったが気温は高く恵比寿ガーデンプレイスからは多少の回り道をしたものの20分位で美術館に到着。

同美術館は朝香宮邸を利用したものだ。そこで朝香宮についてインターネット上の百科事典ウィキペディアから簡単に引用する。

  • 1887年(明治20年)-1981年(昭和56年)、昭和14年陸軍大将、昭和22年皇籍離脱。皇籍離脱後は邸を外務省に貸し出し、ゴルフ三昧の悠々自適の生活を送る。

朝香宮邸はアールデコ様式を今に伝える貴重なものだ。

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本日は宇治山 哲平氏の展示会を行っていた。宇治山さんは日本の抽象画のパイオニアらしい。ただし私の様な門外漢には○△□の組み合わせによる抽象画はどれを見ても似た様に思われる。

3月24日には老舗料亭「金田中」が運営するカフェ酒茶Kintanakaがオープンするということだ。難しい抽象芸術はさて置きお花見と庭の散策、あるいは隣接する自然教育園の散策など都心の中で豊かな自然に触れることが出来る良い場所である。

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「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」を観る

2006年03月12日 | 映画

久し振りに日本では観客動員数が余り多くなさそうな映画を観た。映画の題はメルキアデス・エストラーダの3度の埋葬で原題The Three Burials of MELQUIADES ESTRADAを直訳したものだ。上映は恵比寿ガーデンプレイスのガーデンシネマのみである。

話の粗筋は次のようなものだ。

メキシコから米国テキサス州に不法移入したメキシコ人カウボーイのメルキアデス・エストラーダは、国境警備員のマイク・ノートンに誤って射殺される。メルキアデスの親友ピート・パーキンズ(この映画の監督トミー・リー・ジョーンズが主演)は、友の変わり果てた姿を見てメルキアデスが「俺が死んだら故郷ヒメネスに遺体を埋葬してくれ」という言葉を思い出す。この事件を闇に葬ろうとした地元警察にパーキンズは怒りを覚え、ノートンを自らの手で拉致し、メルキアデスの遺体と共にその故郷ヒメネスに向かう。

途中ノートンがガラガラヘビに噛まれるといったエピソードを挿入しながら、映画は終局へ向かう。いったんは存在しないと思われたヒメネスという村がパーキンズとノートンの前に姿を現す。二人はそこまで運んできたメルキアデスを彼の廃屋の近くに埋葬する。その後の話は・・・・映画を観ての楽しみということにしよう。先が読めないというのもこの映画の魅力の一つだ。ここで結末を話てしまっては面白くないだろう。

私のワイフは「メルキアデスの死体が時々写って気持ちが悪い」「映画の良さが分からない」と言っていた。確かに変色したメルキアデスの死体が映る等気持ち悪いところがあり、食事前の良い鑑賞作品ではない。民族を超えた男の友情・正義の貫徹があり、一方で国境に近い街の性的モラルの荒廃と暴力がある。しかしそこには何か強く訴えるテーマがある。それは僕がざっと思いつくだけでも次のようなものだ。

  • メキシコと米国の間に人為的国境を作ることの虚しさ
  • 国境周辺のテキサスの町につのる廃頽感
  • パーキンズとメルキアデスの男の友情とそれを守り通す男(パーキンズ)の信念の強さ
  • テキサスとメキシコの自然の荒涼さ
  • 懺悔と許しの関係
  • 警察の事なかれ主義と自助のテキサスの精神・・・

私としては特定のテーマに拘り性急な色分けをするより、この映画の持つ迫力といったものにまず打たれることが鑑賞の第一歩だろうと考えている。

この映画には単なる娯楽映画を超えた何かがある。

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「金(カネ)」でコンペに勝つ

2006年03月12日 | うんちく・小ネタ

昨日会社のコンペで優勝した。「金」で勝つというと、大枚を投じて良いクラブを購入したのか?などと思われる向きもあるかもしれないがそうではない。時々キャディーさんが「お客さん、気(木=wood)ばっかり使っていないで金(アイアン=Iron)も使ってください」という金つまりアイアンである。

コンペは荒川河川敷の大宮国際カントリークラブで行われた。天気は快晴、暖かく風もそれ程強くなく絶好のゴルフ日和であった。ところが何故か一番ホールから大不調。第一打OBからスタートして「9」、2ホール目もドライバーをスライスしてワンペナの「5」という具合にドライバーがほとんどスライスで苦戦した。昨日プレーした「しらさぎコース」や「せきれいコース」は3千ヤードを切る短いコースなのだが、幅が狭い(少なくとも僕にとっては)

そこで途中から作戦変更し、短いミドルホールはアイアンかユーティティクラブでティーショットを行うことにした。これが比較的功を奏し、ラウンドを終了してみると何とか2桁のスコアで収まった。その結果僕よりグロスの少ない人もいたが、ハンディキャップ(新ペリエ方式)の差で僕が優勝したのである。

ということで勝因は単純に考えると「アイアンを使ったコースマネジメントでスコアをまとめた」ので「金でコンペに買った」ことになる。ところが高いハンディキャップを貰うことが出来たのは、ドライバーでOBやワンペナを出していたことにある。ということを考えると単純に「金でコンペに勝つ」と断言できるかどうかやや疑問は残るが、まあ「金で勝った」ことにしよう。

僕は山登りや写真撮りが忙しくゴルフは精々1,2ヶ月に一度位しかしないが、優勝は嬉しいものだ。賞品のギフト券をワイフに渡すと昨日少し不機嫌だったワイフ(車にガソリンを満タンにしておいてと頼んだら、私が乗らないのに・・・と言っていた)も喜んでいた。ワイフも調子が良いもので、「また優勝してね」などと言っている。

ゴルフはやはりコースマネジメントなのだ。金(アイアン)を上手く使うと気(木=ウッド)使いも減るというものである。

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