金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

奥日光でクロカン

2006年03月05日 | スポーツ

先週週末日光は光徳の日光アストリアホテルhttp://www.tobu.co.jp/kogyo/nikko/に泊まり周辺の散策と生まれて初めてのクロスカントリースキーを楽しんだ。

土曜日の午前11時半頃ホテル到着。昼食後湯ノ湖の林道から刈込湖方面を目指して出発。この日はスノーシューでの雪道散歩とする。ホテルの車で国道120号の閉鎖地点まで送って貰い、午後1時前ここからスノーシューを着けて雪で覆われ、車通行禁止の国道120号を歩行開始。しばらく行くと前白根山がくっきり見える。ここで写真を1枚。

Okusirane2

写真を撮った後、国道が大きく左に曲がるところから刈込湖に向かう道を辿る。夏道は1,667mピークの左裾をトラバースしているが、雪が堅くてトラバース不可能。先行者のトレースを追って北西方向に浅い沢を下る。ここは中々の堅雪でスノーシューの爪では降りがやや厳しく横向きの階段歩行で何とかこなす。しばらく歩き蓼ノ湖(うみ)に到着。湖の一部は水面がのぞいているが真ん中はしっかり氷結している様なのでここを渡る。しばらく樹林帯の中を刈込湖へ向かう峠を目指して歩くが、意外に時間がかかりそうなので午後2時過ぎに引き返しを決定。

次の写真は蓼ノ湖(うみ)を渡って戻るところ。小さな湖だがそれなりに雰囲気はあった。

Tadenoumi

さて午後3時前には湯元に戻りここから路線バスでアストリアホテルのある光徳に戻る。光徳を経由する路線バスの本数は少ないので要チェックだ。因みに午後3時15分に湯元を出るバスが光徳を経由する最終バスである。

ホテルに戻って硫黄の臭いの強い温泉風呂で一服。男体山が見える露天風呂が素晴らしい。夕食前のひと時、カメラを持ってホテルの回りを散策し夕焼けの男体山を撮る。

Nantaizanboshoku

ホテルから少し離れると樹林の合間から男体山を見ることができる。落日の少し前の山には華やいだ寂しさがある。私はこのアンビバレントな景色にひたりひと時を過ごすことが好きだ。

Nantaizanboshoku3

翌日曜日も昨日に引き続き晴。今日は生まれて初めてのクロスカントリースキーをすることにする。朝食後ホテルでクロカンスキーを借りる。スキーを履くのは割と簡単で、(専用)靴のつま先の底にある小さな金属のバーをスキー側の金具につなぐべくつま先を締め具に押し付けることでスキーが履くことができる。日頃山スキーで歩くスキーには十分慣れている積もりなのだが、クロカンスキーの板は山スキーより幅が細く、また板にエッジがないので最初は少し戸惑った。

午前8時50分戦場ヶ原に向けてホテルを出発。光徳から戦場ヶ原には光徳沼から逆川の左岸を辿るが写真の様にクロカンやスノーシューのトレースはしっかりついている。

Koutoku1

ホテルから30分弱で国道に到着、スキーを脱いで国道を渡り戦場ヶ原に入る。植生保護のため遊歩道以外の歩行・走行は禁止なので遊歩道に沿い泉門(いずみやど)池を目標にして疎林の中から葦の原っぱに向かう。

写真は戦場ヶ原から男体山を見たところだ。

Sennjyounantai

良く晴れて風のない日である。後でホテルの人に聞いたところ今年の奥日光は雪が少なく、現在の状況は例年の4月の様子だということ。泉門池の少し手前から引き返すがアストリアホテルからここ往復で約2時間である。我々5人のパーティの内3人がスノーシューで私を含む2人がクロカンスキーを使った。クロカンスキーで一生懸命走るとスノーシューより相当早くなるかもしれない。ただしクロカンは腕もよく使うので結構な運動である。

クロカンスキー・・・何事によらず初体験というのは気持ちの高揚を覚えて楽しい。クロカンスキーはスキー経験があれば簡単にできるのではあるが、エッジがないだけにアルペンスキーの技術(たとえばボーゲン)でスキーを制御するのは大変だった。一方スキーの裏がうろこ状になっているので少々の上り坂はそのままスイスイ登ることができる。まあ中々便利な遊び道具である。とは言うもののクロカンスキーは幅が狭くてバランスを崩し易く何でもない場所で2,3度ひっくり返ってしまった。このところ日光には新雪が降っていないということで雪道はカンカンに凍っていて転ぶとすこぶる痛い。しかしまあこの程度は新しい遊びへのトークン(token=通行料)と思い、快晴の雪原をカシャカシャとクロカンスキーで飛ばしていくとツグミが梢を渡っていくのに出会ったりする。雪と遊ぶひと時は本当に楽しかった。また機会がクロカンで乾いた冬の高原を歩いてみたいものである。

コメント
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