金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

ダウ460ポイントの下落を見るか、300ポイントの反発を見るか?

2014年10月16日 | 金融
昨日(10月15日)のニューヨーク市場では、欧州市場の株安の影響を受けて大幅に下落が続いた。ダウは一時460ポイントほど下落した。しかし午後に入り、投資家の買いが入り300ポイントほど反発し、最終的には前日比173.45ポイント安(1.06%ダウン)にとどまった。
既にコレクション(10%以上下落)領域に入っていたRussel2000は1%上昇した。ここ数日の市場全体の下落が始まる前に値を下げていた小型株の指標が、プラスに転じたことは米国株相場の底が近いことの兆しなのだろうか?
ポジティブな材料は、昨日の取引高が非常に大きかったことだ。取引高はWSJによると過去3年近くの中で最大の118億株だった。
この動きをバリュエーションから見て買い頃と判断した長期的な投資家の買い出動と判断すると相場の底は近いという見方ができる。
しかし欧州経済の低迷やエボラ熱問題など株価下落の原因となった問題に解決の兆しがないことに注目すれば、まだ下落する可能性はある。
投資チャンスを探していた投資家にとっては、思案のしどころのようだ。


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