IMFは米国の税制改正法案成立以降初めて世界経済成長見通しを発表した。
それによると世界経済は今年と来年3.9%のペースで成長する。これはIMFの昨年10月の成長予想を0.2%上回り、また2011年以降では最も強い成長率となる。
米国自体の今年の成長率は2.7%(前回予想は2.3%)で2019年の成長率は2.5%(1.9%)と予想される。
米国の経済成長は特に近隣の貿易相手国カナダやメキシコの経済成長率を押し上げる。IMFはカナダの経済成長率は今年0.2%、来年は0.3%押し上げられると予想し、メキシコについてはそれぞれ0.4%、0.7%と予想している。
ただし企業減税を中心とした減税策による経済成長は持続しないとIMFは判断し、2022年からはこれまでの予想を下回る経済成長の時代になると予想している。
米国の税収減は財政赤字を拡大するので、どこかで増税策に戻らざるを得ず、それが成長鈍化要因になるということだ。
しかし少なくとも2年程度は米国減税の恩恵で世界経済は拡大すると予想されるから、この辺りが投資の勝負所だろう。その先数年にわたってスランプが続くという程度に腹をくくっておいた方が良い。
ところで日本ではプライマリーバランスが黒字化するのは2年遅れて2027年度という報道がなされていた。色々なことには気が短い日本人だが財政赤字に関しては恐ろしく気が長い。これだけ財政赤字を続けていると赤字が成長阻害要因になるという感覚は日本では麻痺しているのかもしれない・・・・