昨日出身高校の関東地区同期会が新宿であり、10名が参加した。ピーク時には15名程参加していたので少し減っている。親の介護や本人の体調不良により参加者が少なくなった。しかし10名程度の会合というのもじっくり話ができて悪くはない。
一人5分程度で近況を報告、ということで始めたが話の長い人もいて中々盛り上がった。お医者さんや大学教授を除くと、フルタイムで働いている人はさすがに減ってきた。完全にリタイアし、趣味やボランティア活動に専念している人もいるが、働く時間を減らしながらまだ仕事を続けているという人の割合が以前より増えてきていると感じた。
仕事を減らして自分の時間を増やすライフスタイルを私は「汽水域の暮らし」と呼んでいる。私はここ数年この汽水域で遊んできた。より正確にいうと仕事・遊び・ボランティア活動のトライアングルで動いてきたのだが、まあ汽水域ということにしておこう。
そもそも私の場合、仕事・遊び・ボランティア活動の間にあまり明確な区別はない。ボランティア活動を通じて学んだIT技術をコンサルテーションの仕事に活かしたり、遊びのために読む英文が語学力の衰えを多少なりとも防いでいるから、仕事・遊び・ボランティア活動の間にハードラインを引く意味がないのだ。
同級生一人一人と汽水域の考え方について意見を交換した訳ではないが、私は汽水域を楽しむ人が増えてきたと感じた。それはシニアの一つの特権であり、それを利用する人が増えることは良いことである。