金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

益々煩雑になる「ゆうちょ」のインターネットバンキング

2020年12月08日 | デジタル・インターネット
 今日姪の出産祝いを送るために久しぶりに「ゆうちょダイレクト」を使ってみましたが、以前より煩雑になっているので少々呆れました。
 どの辺りが煩雑になっているか?というとワンタイムパスワードを生成する「トークン」を操作する時、相手先の送金口座番号をトークンに入力するあたりです。このような面倒な手数(てかず)は私がいつも利用する三井住友銀行ではありません。それとログインする時に「秘密の質問」を聞いてくる場合があります。本人確認のための手順と「ゆうちょ」では定めているのでしょうが、かなり古い手法でしょう。
 どうも「ゆうちょ」は利用者=貯蓄者に手間をかけるとセキュリティが高まると勘違いしているのだと思います。本人確認の手間をかけるとその分システム負荷が高まりサービスの中断、反応速度の低下等サービスレベルが低下します。また陳腐化した本人確認手段を重ねたところで安全性が高まるとは限りません。
 ということで私は基本的には「ゆうちょ」のインターネットバンキングは使わないようにしているのですが、今回のように相手が「ゆうちょ」銀行の口座を指定する場合は手数料を削減するため使わざるを得ません。
 「ゆうちょ」をメイン口座にしている人も多いでしょうから、もっと使い勝手を向上させて欲しいですね。
コメント
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