スキー場でオフピステまたはフリーライドゾーンと呼ばれる非圧雪エリアが増えている。これはスキー場の中にあり一応スキー場が管理しているエリアと考えて良いだろう。一方スキー場の外には完全にスキー場の管理外の野山があり、ここが山スキーの対象になる場合はバックカントリーと呼ばれる。
ここ数年オフピステゾーンを拡大したり新設するスキー場が増えている。
たとえばホームページを見ると、私が時々行く群馬県の川場スキー場に3つのオフピステゾーンがオープンしていた(昨シーズン川場に行っていないので昨シーズンオープンしたのか今シーズンからのオープンかは不明)。
岩手の安比高原は2年前に行った時オフピステゾーンが幾つか新設されていた。スキー道具店に行っても非圧雪に強い幅広の板が沢山売られている。
オフピステをガンガン滑りまくるかどうは別としてスキーヤーやボーダーの間でオフピステがブームになっていることは間違いない。
既に説明したように、オフピステブームはコロナウイルス騒動前に起きていたことは間違いない。ただ私はコロナ騒動がオフピステ・ブームを拡大する触媒になるのではないか?と推測している。
そう考える一番の理由は「コロナにより抑圧された気分を開放するため、開放的なオフピステに飛び出そう」という人が増えると考えているからだ。
ゲレンデの中は決まったコースを滑るという制約があるし、滑り方にもSAJの指導という型が付きまとう。
それに較べてオフピステは制約が少ない。誰も滑っていないパウダーを自分の技量や好みに合わせて自由に滑るのみだ。
もっともコロナがオフピステブームを拡大するという仮説が正しいかどうかはもう少し様子を見ないと分からないが。