金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

Xmindでライフプランイングノートを作る⑦ 大切にしているものは何?

2021年01月21日 | ライフプランニングファイル
 私のライフプランニングノート作りは、確定申告の準備時にアカウント関係のスプレッドシート化が進んだので「事務的に手間がかかる」部分は峠を越えたと言える。
 一方これから「生きていく意味」とか「自分が最後までこだわるもの」といった個人的な価値観の領域を整理していくことになる。ライフプランイングノートでは「リビングウイル」(終末期医療に関する意思表明書)が重要なパーツの一つだが「リビングウイル」を作成するには自分の生きていく上で大切にしているものを確認しておく必要があるだろう。
 確認方法には哲学的アプローチや宗教的アプローチもあるだろうが、ここでは厚生労働省が「人生会議」という愛称で公開しているAdvance Care Planningのアプローチを採用して、それをマズローの欲求5段階説の切り口で整理するというアプローチを考えてみた。
  人生会議を提唱するサイトでは「もし生きる時間が限られているとしたらあなたにとって大切なことは何ですか?」と問いかけ、例示的に12の答を用意している。
 答の一例は「家族や友人のそばにいること」「できる限りの医療が受けられること」などだ。
 この答をマインドマップに落とし込んでものを考えるスタート点にしたのが下の図だ。
 ここではマインドマップの「1ブランチ1ワード」原則に戻って例示の文章を単語に分解し、かつ関連性のありそうな単語をまとめてみた。
 そうしている内に色々な欲求をマズローの欲求5段階に分解してみると分かりやすいのではないか?という考えに至った。
 下のXmind図が私が整理した「あなたにとって大切なこと」のマインドマップによる整理である。
 私の整理では「好きなことができる」と(そのための)「ひとりの時間が保てる」が一番高次元の「自己実現欲求」になったが「仕事を続ける」を「自己実現欲求」に入れる人もいると思う。この辺りは正解は一つではなく、人の数だけあると私は思う。
 また私は「できる限りの医療を受ける」や「少しでも長く生きる」を「苦痛回避」の生理的欲求や自己実現の手段と捉えた。
 これについても「少しでも長く生きること自体が目的」と考える人がいるかもしれない。その点についてここで議論する積もりはない。
 私が提唱したいことは、マインドマップのように全脳的な思考を促進する手法を使って「自分にとって大切なこと」を可視化して、それを家族や関係者と共有することである。
 「自分にとって大切なこと」が具体化してくると、リビングウイルを作成することができ、リビングウイルが明確になると、具体的なアドバンス・ケア・プランイングを作成することができる。
 まずは「自分にとって大切なこと」を棚卸することがライフプランイングのポイントである。


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ネットフリックス、相場を牽引

2021年01月21日 | 投資
 昨日(1月20日)はバイデン大統領の就任日。株式相場がどう動くか気にしていた人もいるかもしれないが、米国株は高値を更新した。
 バイデン政権による大型コロナ対策が好感されたこともあるが、昨日の主役は株価が17%も上昇したネットフリックスだった。
 世界的な動画配信会社ネットフリックスは昨年契約者を37百万人増やし2億人の大台に乗せた。ネットフリックスの株価は2002年のIPO時の500倍になったそうだ。
 同社株の好調やバイデン政権がハイテク銘柄に親和的という見方からアルファベット(グーグル)、アマゾン、マイクロソフトなどFANG銘柄も躍進した。
 相場の関心は、成長期待や割安探しとコロコロ変わるので日々のニュースに振り回される必要はないが、それぞれの分野のトップ企業が株高メリットを受ける相場であることは間違いない。
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