金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

1都3県に緊急事態宣言発令検討ニュースで日本株急落

2021年01月04日 | ニュース
 先ほど(1月4日午前10時前)「1都3県に政府が緊急事態宣言の発令を検討している」というニュースが流れ、これを受けて株価は急落。日経平均は400ポイント近く下落したが、その後少し値を戻し、今は280ポイント程度の下落で推移している。
 相場には緊急事態宣言時の菅首相の会見内容等を見極めたいというムードが高まっているようだ。
 コロナ感染の急拡大が1都3県の知事の背中を押し、その知事たちに背中を押される形で緊急事態宣言の再発令に押しやられそうな菅政権の姿を見ると、「この内閣は指導力を失いつつあるな、と国民に思われ始めた」と思わざるを得ない。
 本当に指導力を失っているのかどうかは分からないが、はっきりしていることはそう思う国民が増えていることだ。
 マキャベリは君主論の中で「いかなる政体をとろうとも、国家の指導者たる者は、必要に迫られてやむをえず行ったことでも、自ら進んで選択した結果であるかのように思わせることが重要である」と述べている。
 塩野七生氏は「マキャベリ語録」の中で「思慮深い人間は、ほんとうのところは行わざるをえなかった行為でも、自由意志の結果であるという印象を、相手方や周囲に植えつけることを忘れない」と説明を加えている。
 「おこなわざるを得ないことをするだけであれば誰でもできる」という極論も成り立つかもしれない。だから優れた指導者は「自由意志で選択したという演技をする」ともいえる。この観点からすると後手後手の対応に回っている菅政権は国民に指導者に対する幻滅を与え始めていると言えそうだ。政権に対する個人的好みは別として。
 

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意外に多かった深大寺の初詣者

2021年01月04日 | うんちく・小ネタ
 昨日電動アシスト自転車で深大寺に初詣に出かけた。
元旦からテレビの前に座っていることが多く、運動不足を感じたからサイクリングで体を動かすことにした。サイクリングは目標があった方が良いので手頃で走り易い深大寺を選んだ。年末に不幸があり忌中なので神社へのお詣りは控えているがお寺に詣でて故人の霊を弔うのは妥当なふるまいだろう。ご利益を求める初詣というよりは供養である。
 ところでざっと見たところ深大寺に初詣に来ている人は意外に多いな、と感じた。意外という意味は都などが外出自粛を訴えてる割には、という意味である。
 三が日に深大寺に来たのは数年ぶりなので最近の混雑ぶりはよく知らないが、同寺のHPによると昨年三が日の初詣者は一日あたり5~6万人なのでそれよりは少なそうだが私の想像(例年の2,3割)よりは多いと感じた。
 もっとも私が見る限りでは総ての人がマスクをしていたし、一カ所に固まる密な状態も出現していなかったので、コロナ感染リスクは低いと思う。
 私自身自宅に籠りっきりというコロナ対策には反対である。なぜなら自宅籠りでコロナ感染を防ぐことはできても、運動不足や逼塞からくる抑鬱感や免疫力低下で身心の不調や他の病気に罹る可能性が高まるからだ。
 徒歩や自転車を使って体を動かしながら、社寺にお参りして心をリフレッシュすることは良いことだと思う。むろん密になるのを避けるなど工夫は必要だが。



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