ライフプランニングノートをXmindで作る理由は前回述べた「パスワード保護」の他「色々なフォームにアウトプットできる」という点と「ワードからインプットできる」というメリットがあるからです。
特に「色々なフォームにアウトプットできる」ということは、ライフプランニングノートが持つエンディングノート的機能を考えると非常に重要だと思います。
今まで強調してきませんでしたが、メンテナンスされているライフプランニングノートはエンディングノートになります。エンディングノートになるということは、家族や医師・ケアマネージャー・司法書士など専門家がそれを読んで、本人の希望に叶うように取り計って貰うために指図書になるということです。
ですからそれらの人が使い易い形で出力される必要があります。
Xmindそのものは「概念の地図」ですから、思考の整理には便利ですが、本人がいなくなった時の指図書としては分かり難いところがあると思います。
(下の写真はXmindのアウトプット)
そこで誰が読んでも具体的な行動を起こせる指図書や交友関係一覧表のような資料の形にするには「ワードに出力できる」「エクセルに出力できる」ということが必要だと思います。
Xmindは「ワードなどドキュメント形式で出力する」「エクセルなど表形式で出力する」「パワーポイントで出力する」「画像形式で出力する」「ガントチャート(プロジェクトの工程管理ツール)で出力する」という各種の出力方法を持っています。
エンディングノートとして活用する場合は、残された家族のITスキルを考えて出力方式を選択する必要があります。残された家族にITスキルが乏しい場合は、ワードを使って書き出し紙に印刷したノートを残すことになります。
しかし残された家族がスプレッドシートを使うことができる場合は、「友人住所録」などはエクセル形式で残す方が宛名印刷が簡単なので手間が省けると思います。
いずれにせよ用途やユーザーのスキルに合わせて、色々な形式で出力できるということが、Xmindの強みなのです。
(下の写真はワード機能で目次を印字したもの)