昨年あたりから年賀状じまいを始めています。年賀状じまいを始めた理由は幾つかありますが代表的なものは「会社を辞めて仕事関係のおつき合いを整理する時期がきた」ということと「フェイスブックやLINEなどで新年の挨拶ができる」というところでしょう。
これに該当しない人つまり「仕事関係以外のおつき合いでフェイスブックやLINEなどの繋がっていない人で近況を知っておきたい人」には年賀状を出し続けるという状態が続いています。
具体的にどのような人に年賀状を出しているか?というと「親戚や娘の義理の両親」「昔の会社の先輩で今も仕事以外のおつき合いがある人」「趣味の世界の先輩などでこちらから『年賀状じまい』の挨拶を出すのが失礼にあたりそうな人」です。
「年賀状じまい」を出すのが失礼かな?と思っていた人から「本年を持ちまして新年のご挨拶を失礼させていただきたく存じます。長い間ありがとうございました」といった「年賀状じまい」の挨拶が届くと、「ああ、あの方も終活の準備を始められたのだ」と感慨を覚えることがあります。
「門松も冥途の旅の一里塚 めでたくもありめでたくもなし」という一休禅師の歌を思い出しますね。
かなり年の若い後輩から「1月末で定年を迎え、来春から故郷に帰り家族ともども新生活を開始予定です!」という年賀状を貰うと「お疲れ様。長い間本当にご苦労様でした。新天地がご活躍ください」という返事を出すことになります。
年賀状には無事に暮らしていることを伝える機能や生活環境の変化を伝える機能があります。フェイスブックやLINEが知人・友人の間で完全に普及している訳でもないこの時期年賀状の止め方には気を使いますね。