昨日(4月12日)発表された米国3月のCPIは前月比0.1%上昇、年間ベースでは5%上昇と過去約2年の間では最も上昇率が低くなった。
しかし連銀が注目しているエネルギー・生鮮食料品を除いたコアインフレ率は年間ベースで5.6%と高く、連銀は5月のFOMCで0.25%の政策金利引き上げを行う可能性が高そうだ。
昨日労働省がインフレデータを発表した後株価は上昇した。しかし午後に先月のFOMCの議事録が公開されると連銀が5月に利上げする可能性が高いと市場参加者は判断し、株式相場は下落した。
FOMCメンバーの大方の考えは、労働市場と消費を冷やさない限りインフレを連銀がターゲットする2%まで抑え込むことは難しいということだった。