大部分の山小屋では、登山客は到着時に現金で宿泊代を前払いします。登山者が山小屋に到着する時間は重なることが多いので、山小屋の受付はしばしば混雑します。「PaypayなどのQR決済を導入すると受付の手間はかなり緩和されるのだが…」と私は思っていたのですが、QR決済を導入している山小屋にはほとんど出会ったことがありません。
ところが先日泊まった金峰山小屋ではPaypayでの支払いが可能でした。仲間より一足先に小屋に到着した私は全員分(14名分)の宿泊代をpaypayで一括して支払い手続きを済ませました。これで小屋の方の手間は随分省略されたと思います。
槍ヶ岳山荘のような大きな山小屋では、ハイシーズンは受け取った宿泊代をヘリコプターで下界に運んでいるという話を聞いたことがあります。
決済システム利用料金が受付コストや現金保管・運搬コストを上回るのであれば積極的にキャッシュレス決済を導入するべきだと思います。
ただこの前のpaypay決済で気になった点はdocomo以外はスマートフォンが繋がらないためpaypay決済ができないという点でした。
色々な問題があるため山小屋のキャッシュレス決済が一気に進むとは思いませんが、省エネなどの点から登山者もできる限りキャッシュレス決済を応援するべきだと私は考えています。