クリスマス明けの昨日米国株は、手堅く値上がりした。
米国では年末の5日間と新年の2日間の間に株価が上昇することをサンタクロース・ラリーと呼ぶが、今年はそのサンタクロース・ラリーになりそうだ、とWSJは述べている。それは投資家が新年に向けて楽観的だからだ。
今年のアメリカは投資家にとって、投資対象が広がったラッキーな年だった。
連銀の連続的な政策金利引き上げにより、短期金利が上昇し、マネーマーケット・ファンドなどが魅力ある投資対象になった。また一時5%をつけた米国長期債も投資家を引き付け、大量の資金が債券ファンド等に流れ込んだ。
その分株式ETFなどからは資金が流出していたのだが、来年連銀が政策金利を引き下げる見通しが高まった今月は株式市場への資金回帰が起きている。
それがサンタクロース・ラリーに繋がっているのだ。
米国には1月は株価が上昇するというアノマリーがある。
また一般に1月の株価動向がその年の株価動向を占うとも言われている。
ちなみに今年の1月ダウは2.8%上昇と順調な出足だった。