10月の終わりから11月の半ばにかけてネパールに旅していました。
チベット高原に近いムスタンの旧都ローマンタンからインドに近いチトワンを回り、カトマンズ盆地の小学校訪問と旅を続けました。
出発した時のドル円為替は151円で今は149円と少し円高に戻っています。
円安下の海外旅行は財布に響きますね。
このためしばらく海外旅行を見送られている人もいるかもしれませんね。
ただし私はこの考え方には反対です。待っていていつか円高がくるなら当面の海外旅行の見送りもありですが、おそらく本格的な円高はこないと思います。
さてこのところ少しドル安になったのは、米国債の利回りが低下したからです。10月の終わり頃は5%だった米国債の利回りは、4.415%に低下しています。為替市場は米国長期金利の利回り低下に反応してドル安に振れているのですね。
金利低下の追い風を受けているのは、米国株です。S&P500は今月に入って8.7%上昇しています。これは一カ月の上昇幅としては昨年7月以降最大です。
相場をけん引しているのは、ハイテク株で、ハイテク銘柄の多いナスダックは今年36%値上りしています。ハイテクの中で最近目立つのはマイクロソフトです。オープンAIのアルトマンCEOが解任されたと聞くと素早い動きでアルトマン氏のマイクロソフト入りを表明しました。現在はアルトマン氏のオープンAIのCEO返り咲きが話題に上っていますので、この先どうなるか分かりませんが、マイクロソフトが当面AIの動きの鍵を握っていることは間違いないでしょう。同社株価は少し前に最高値をつけていますね。
実はネパールに行く前にある団体が開催したジェロントロジ―(老年学)に関するシンポジウムで、資産寿命を延ばすという話をしました。
話の後の懇談会である弁護士さんに聞かれたのが「資産寿命を延ばすために買う株の買い方を教えてください」ということでした。
私の答は「手軽な方法は東証に上場されているナスダック100のETFを買うことです。そしてもしもっと一点張りで狙うのであればマイクロソフトの株を買うことです」というものでした。
帰国後その弁護士さんには会っていませんので、ETFや株をお買いになったかどうかは知りません。
「果報は寝て待て」という格言がありますが、投資というものは根を詰めて
マーケットを見ていてもうまく行くとは限りません。
往々にして自分のシナリオを信じて旅などしている間に成果がでていることがあると思います。
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