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山好き金融マン(OB)のブログ
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何故ロシアのドローンは活躍していない?ウクライナ侵略で

2022年04月06日 | ニュース
 ロシアの侵略に対してウクライナは善戦しているが、それを支えているのはドローンだ。そのドローンの中心になっているのはトルコ製のバイラクタルTB2でロシアの戦車や輸送部隊を果敢に攻撃している。
 一方ロシア軍もドローンを持っているがその活用はあまり伝わってこない。
 何故ロシアはドローンを活用できていないのか?
 その点については専門家の分析もまだ推測の域をでないようだ。
 たとえば「ドローンを温存しておいて、生物化学兵器やさらには核攻撃に使用しようと考えている」のではないか?と述べている人もいる。
 無人のドローンは遠隔操作なので攻撃側が毒ガスなどに巻き込まれることなく相手を攻撃できるからだ。
 またロシアはウクライナのドローンを軽視していて今回の侵略時にドローンを持ってこなかったのではないか?という人もいる。
 これは私の勝手な推測だが、ロシアのドローンはかなり高級でその運用には航空機のパイロット並みの技術が必要なので運用者が限られているのではないか?というものだ。一方ウクライナが使っているドローンは民生用のドローンも多く、操作が簡単だ。つまり兵士でない民間人でもドローンを使って敵の戦車や砲兵隊を偵察することが可能なわけだ。
 偵察した後は、対戦車砲の弾頭をつけたドローンを飛ばして戦車を撃破することが可能になる。このドローンは戦車に較べてコストが安いのでコストパフォーマンスの良い戦争ができる訳だ。
 さてドローンは相手を攻撃するだけではない。戦闘状況やその後の占領活動について上空から動画撮影が可能だ。
 現在ウクライナ側はブチャなどで多くの民間人を殺戮する戦争犯罪が行われたと主張し、ロシアはそれはでっち上げだと責任逃れをしている。しかしやがてドローンで撮影された戦争犯罪の証拠になる動画等が公開されるのではないか?と私は考えている。
 攻め込まれているウクライナ側には被害状況を世界に訴えるため、ドローン動画を公開する強い動機があるが、無差別的な攻撃をかけているロシア側としては攻撃状況は公開したくないはずだ。この辺りもドローンの利用の差になっているのかもしれない。 勝手な推測の域をだない話だが。
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