ネットで読んだ日経Goodayに「8千歩で死亡リスク半減」という記事がでていた。
これは米国の研究を紹介したもので、「1日4千歩歩く人を基準にすると8千歩歩く人は死亡リスクが51%低下し、2千歩しか歩かない人は死亡リスクが51%増加する」というのが骨子である。
日本では少し前まで「一日一万歩歩こう」というのが厚生労働省等のスローガンになっていたが、今では一万歩は歩き過ぎ、と風向きが変わりつつある。
なお米国の研究では、「一万歩」歩くと死亡リスクは60%低下し、一万2千歩以上では死亡リスクは65%~66%で定常化している。このデータだけから判断を下すと「1日1万2千歩までは歩けば歩くほど死亡リスクは低下する」ということができる。ただし運動のやり過ぎは膝への負担を増すなど別の問題も伴う。
日経Goodayが8千歩歩きを推奨するような「8千歩で死亡リスク半減」というタイトルで記事を出したのは、一日8千歩歩く程度が総合的に見て健康促進に効果的と判断したのだろうと私は考えている。
ところで最近健康チェックのために使い始めたドコモのdヘルスケアというアプリでは、「今日の歩数目標は3,750歩(皆でゴー)」となっている。これでは少し志が低いのではないだろうか?
同アプリから70代男子が今年度歩いた歩数の一日当たり平均は6,063歩である。
6千歩歩くと死亡リスクは4千歩に較べ32%低下するというからこの辺りは目指したいものだ。
ところで6千歩にしろ8千歩にしろ長く歩くためにはある程度健康で足腰がしっかりしていないといけない。ということは「長距離歩く」ということと「健康」の間には強い相関関係があることは間違いないが、「長距離歩くから健康になる」という因果関係が成立すると断定して良いのかどうかふと疑問がわいてきた。つまり「健康だから長距離歩くことができる」という関係も成り立つのではないか?と考えた訳だ。
この問題は機会を改めて論じるとして、「〇〇歩歩こう」という目標を立て実行するなら進捗状況をチェックするツールが欲しい。更に目標達成した場合はご褒美が欲しいものである。
それを実現してくれるのが、dヘルスケアである。現在のdヘルスケアの歩数目標は志が低いが、自分で6千歩なり8千歩の目標を立てて現在の歩数をチェックするのは良いことだ。チェックして足りない場合は「近所を散歩しよう」とか「地下鉄一駅歩いてみよう」などと対策を打つことができるからだ。
また目標を達成した場合はドコモポイントが加算される仕組みになっている。
もっともこう暑くなると、千歩のために熱中症になるリスクを高めかねないが・・・・
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