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山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

外国人向け日本語教育には、AIの活用が必須

2024年10月20日 | デジタル・インターネット
 私は今空いている時間で、外国人に日本語を教えています。日本語レッスンを始めたのは、コロナ禍の時に、オンラインでネパール人に日本語を教え始めたのがきっかけでした。
 その後住んでいる市の市役所とタイアップしたNPO法人を通じて、ボランティアで日本語を教えているほか、一部有料でも日本語レッスンを行っています。
 この有料レッスンは、「特定技能」の在留資格取得を目指している外国人に「日本語」と「技能試験」(現在は建設業)の試験勉強を手助けしているものです。
 手助けの範囲は、日常のレッスンの他、日本語検定試験(国際交流基金日本語基礎テスト)の受検の手助け(オンラインによる試験申し込み、会場下見など)を行っています。
 実は数年前に日本語レッスンを始めた時、「日本語教師のための専門的な勉強をしていないのに人を教えて大丈夫なのか?」という懸念を持っていたのですが、それは人工知能を簡単に使うことができる時代になって、その懸念は完全に払拭されました。
 つまりChatGPTなど人工知能(AI)を使うと、次のようなことがほぼごく簡単な作業で片付いてしまうのです。
  • よく使う動詞(行く・来るなど)100位を選び出し、活用形をリストにする。
  • 特定技能合格レベルに必要な漢字リストを作成する。
  • 「は」「が」「に」「へ」などどちらも使えそうな助詞の微妙な違いを分かりやすく日本語で解説する。その解説文を英訳する。
これらの作業をAIを使わずにやるとなると、煩雑さに気が滅入りますね。
私の住んでいる市でも、外国人の数が増えています。
それにともなって、ボランティアの日本語教室に来る外国人の数も増えています。一方ボランティアで日本語を教える人はそれほど増えていません。
 私がボランティア活動を行っている教室の場合、先生の9割は女性です。
 おじさんはほとんどいません。
 しかし私はこれから、日本の労働力不足を埋めるために、特定技能制度を使って来日する外国人が増えてくると、色々な分野で実務経験を積んできたおじさんたちの出番が増えるのではないか?と考えています。
 「でも日本語を教えたことがないので心配だ」という声が聞こえそうですが、まったく心配いりません。
 なぜならAIという強力なヘルパーがいるからです。
 世の中の「事実関係」を調査させると、誤った答を教える可能性があるAIですが、文法など言語的な問題については、まず頓珍漢な答を出す危険性がないのがAIです。
 なぜなら文法がAIの肝だからです。
 インターネットを見ると「日本語教師になるには420時間の学習が必要」などという広告を目にしますが、AIを活用するのであれば、その数十分の一の時間で外国人の方に日本語教育を始めることができますよ。
 
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