【入山許可】
玉山は1日90人に入山制限をしているため、申込みが多い場合は抽選になる(倍率は高そうである)。
申し込み状況等は玉山管理所ホームページ https://mountain.ysnp.gov.tw/japan/index.aspx
で見ることができる。ガイドが必要かどうか?という点についてはざっと管理所HPを見る限りでは明記されていないようだ。登山ルートに難しいところはないが、中国語に堪能で現地事情に詳しくない限り、車や宿の手配を含めてガイドは必要だと思う。
【基本コース】
1日目は標高2,620mの塔塔加(Tataka)鞍部から、標高3,402mの排雲山荘まで。同山荘泊。2日目は早朝に玉山主峰(3,952m)を往復し、塔塔加鞍部に下山。
日本から行く場合は1日目に登山口手前の宿(たとえば東甫温泉)まで入り、2日目排雲山荘、3日目下山して台北まで戻り一泊。翌日帰国の3泊4日が妥当な最短コースだと思う。
【現地旅行会社】
我々は登山メンバーの一人が顧問を務めている合弁会社にお願いして「野訊国際登山旅行社」という旅行会社を使った。玉山周辺では「野訊」のマークを付けた登山者が多かったので、当地では有力な旅行会社だと思われる。ちなみにガイドの説明では「野訊」はwild messegeの意味だそうだ。なお現地旅行会社のサービスは「台中から登山口までのチャーターバスの手配」「途中の宿の手配」「排雲山荘の予約や代金の支払い」「ガイド(登山隊7名に2名のガイドがついた)の手配」である。
【料金】
気になる旅行代金だが、現地費用(除く最後の台北ホテル代金)が一人約5.4万円(台北・台中新幹線往復代金込)で、東京・台北(松山空港)の往復飛行機代が5.5万円(エコノミー)合計約11万円。これに最後の日の台北でのホテル・食事代を加えたものが実費だった。
【登山装備】
玉山山頂は零度近いと感じた。登頂日は風がなく穏やかな状態だったので、気温=体感温度だったが、風が吹くと当然もっと寒く感じる。私の登頂時の服装は、上半身のレイヤーは「冬山用下着(モンベルのジオライン)+登山シャツ+少し厚手のゴアテックスのアウター」の3層。ただし頂上手前で日の出待ちをした時は羽毛服を着た。下半身はCWXタイツに少し厚めの登山ズボンである。これで寒くない。
靴は軽いトレッキングブーツを履いた。このコースは歩行距離が長いので軽い靴の方が疲れないと思う。
雨具は上下ともゴアテックスを準備。塔塔加・排雲山荘間でかなり雨が降ったが、雨具は上だけ着用。傘をさしたので雨具のズボンは使わなかった。傘は有効だが、足を踏み外すと大事に至るところがあるので、注意が必要だ。
排雲山荘には寝袋があるので、持参する必要はない。
【ガイドの質】
2名のガイドの内、1名は英語OK日本語まったくダメ。もう1名は英語まったくダメで日本語は単語をほんの少々という感じだった。車や山小屋の手配は完璧だったが、本格的な登山訓練を積んでいるかどうかは疑問(歩き方や休憩場所の選定から判断して)。
またゲストの名前を覚えようとしない、ガイド同士の私語が多い、動植物の名前を知らない等プロフェッショナルなマナーにおいては首をひねるところがあった。
【言葉の問題】
台湾の人々(タクシーの運転手・現地人相手のホテルの従業員など)は、ほとんど英語を話すことができなかった。排雲山荘の給仕人は多少日本語を解した(といっても豚まん・餡まんの類だが)。玉山に登っている人を見ると大半が中国人(台湾人?)で、時々日本人のツアー客が混じる程度。欧米人はほとんど見かけなかった。挨拶程度の中国語は調べていったが~早(チャーオ)=おはよう、先請(シェンチェン)=お先に、程度だが~、ほとんど通じなかったと思う。こちらが四声を理解していないから、相手には伝わらないのである。言葉は難しい。