今年の確定申告は住基ネットカードは使えず(本人認証期限切れ)、マイナンバーカードは交付申請するも未着という状態で久しぶりに紙で提出しました。
紙ベースの申請では還付手続きが遅くなるのか?と思っていましたが、本日振込がありました。送付してから3週間弱ですから結構早かったと思います。
還付金というと思い出すのが、NHKで午後6時40分から橋本キャスターが毎日やっている「ストップ詐欺被害!私はだまされない」です。
番組では色々な詐欺の具体例について説明していますが、私は「還付金は自分が請求しない限り戻ってこない」というのが、現在の仕組みだと理解しておくことが一番重要なことだと思います。
還付金とは「払い過ぎた所得税等について税務署に申告することで税金が還付される仕組み」ですから、申請もしていないのに税務署が税金を払い戻してくれることは絶対にありません。
手間がかかっても自分で支払った社会保険料や医療費を集計して確定申告(または還付申告)をしないと還付金は戻ってきません。
ただし将来マイナンバー制度が普及してくると確定申告が非常に簡単になる可能性はあります。
それは「記入済申告制度」が実施された場合です。記入済申告制度とは税務当局がマイナンバーを使って個人に関する総ての税金に関する情報(例えば支払った医療費)を集め、確定申告書を作成し、納税者に確定申告書(案)を送ってくるものです。
納税者は確定申告書(案)のままで良いと判断すれば、押印して送り返すだけで確定申告が済みますから非常に事務が簡単になります。
色々と批判されることが多いマイナンバー制度ですが、私はこのようなことが実現するのであれば、評価して良いと考えています。
もっとも税務当局が記入済申告制度を真面目に検討しているかどうかはしませんが・・・・
でも仮に記入済申告制度が導入されたとしても、やはり申告しない限り税金は戻ってこないでしょうね。