金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

好決算、失業保険申請減、金利低下の三拍子で株価スパイク(急上昇)

2021年10月15日 | 投資
 昨日(10月15日)の米国株は、ダウ・S&P500・ナスダックとの1.6%を超える株高となった。直前日から突出した高値をスパイク(ハイ)というが昨日はまさにスパイクが入った感じだ。S&P500は今年3月以降で最大の上げ幅だった。
 株価は一様に上昇するのではなく、ダラダラした相場の中でスパイクが入り、一気にレンジが変わることがある。このスパイクを逃すとしばらく株式投資に戻り難くなるので、下げ相場やダラダラ相場にも我慢して耐えている意味があるのだ。
 さて昨日のスパイクは、好決算発表が続いたこと、新規失業申請数が293千件と事前予想318千人を下回ったこと、10年債利回りが0.1%近く下落して1.52%に低下したことという株価のプラス材料が3つ揃ったことによる。
 決算では銀行の好決算が目立った。金融セクターは事前予想を22%上回る利益を上げている。S&P500全体でも一昨日までに発表された四半期決算ベースで一株当たり利益は予想を11.7%上回っている(クレディスイスによる)。
 新規失業保険申請件数が30万件を切ったのはコロナウイルス感染危機が始まってから初めてのこと。
 長期金利の低下でマイクロソフト、アルファベットなどハイテク銘柄が上昇したこともインデックスの押し上げ要因だった。
 繰り返しになるが、株価の急激な反発は予想は不可能だ。この反発を逃さない方法は投資を続けているしかないのである。

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フェイスブックにグーグルカレンダーをリンクする

2021年10月14日 | デジタル・インターネット
 緊急事態宣言の解除やコロナウイルス感染者数激減のおかげで私たちの山の会の動きも活発になってきました。元々山好きの情報交換会のような集まりですので、思いついた人が山登りやスキーあるいは旅行などの企画を提案して有志を募るという活動が中心です。一方会のメンバーも増えていますので、企画案件の共有も重要になってきました。
 山の会ではフェイスブックのイベントを使って企画案件の募集をいますが、企画案件をカレンダーの形で一覧性を持たせるとよりスケジュールが可視化します。
 そこでグーグルカレンダーに山の会専用のカレンダーを作り、このカレンダーにフェイスブックからリンクを張ることにしました。
手順は簡単です。まずリンクしたいグーグルカレンダーを選び右の三点リーダーから「設定と共有」を選びます。
現れた画面で「カレンダーの設定」を選択し、ページをスクロールして「カレンダーの統合」の中の「このカレンダーの公開URL」をコピーします。
これをフェイスブックのディスカッションにペーストします。
フェイスブックの閲覧者はこのURLをクリックすると山の会のカレンダーを見ることができます。
 素人っぽいやり方ですが、これでカレンダーを共有することができました。
なおこのURLからは誰でもアクセスできますので、秘匿性の高いカレンダーの共有には向きません。
 まだ実験段階ですのでユーザから色々注文がでるかもしれませんがまずは第一報程度に。
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ほぼ予想通りの物価統計に米国株小動き。ところでアマゾン株に強気の見方あり

2021年10月14日 | 投資
 昨日発表された米国の9月の消費者物価指数は、前月比0.4%上昇前年同月比5.4%上昇とほぼ予想通りだった。食料・エネルギーを除くコアインフレ率は前月比0.2%と予想より若干低かったが、中身を見ると航空運賃が6.4%下がったことなどが主な要因だったので全体としてはインフレ動向は予想の範囲だったと市場参加者は受け止めたと考えられる。
 三市場の中でダウは53セント安とわずかに値を下げたが、S&P500とナスダックは上昇した。金利に敏感なナスダックは0.73%と上昇幅が大きかった。
 ナスダックというとアマゾンなどハイテク銘柄の割合が高い。そのアマゾンだが株価は7月に高値を付けてから少しダレている。
 これは人件費上昇など様々な要因でアマゾンがコスト高になっている投資家が弱気になっていることが大きな原因だと思うが、証券会社のベアードはアマゾンの経費は大方のアナリストの予想より低下すると判断してアマゾンの株価に強気の判断を下しているという記事がBarron'sに出ていた。
 現在のアマゾンの株価は3,280ドルだがベアードはターゲットを4,000ドルに置いている。
 まあ証券会社の話だから話半分とも思うが、興味のある人はアマゾンのコストサイドを分析すると面白いかもしれませんね。
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米、インフレ傾向はしばらく続くと市場参加者は予想

2021年10月13日 | 投資
 昨日(10月12日)米国株は続落した。大きなニュースはなかったが、今日発表される9月の消費者物価指数や各社の第3四半期決算待ちで軟調に推移した。
 9月の消費者物価指数についてダウ・ジョーンズの事前予想は前月比0.3%、前年同月比5.3%の上昇だ。エネルギーと食料を除いたコアインフレは前月比が0.3%、前年同月比が4%だ。
 原油価格の上昇が物価指数を押し上げていることは間違いないが、その他家賃や医療費の上昇も物価水準を押し上げている。
 連銀高官は来年のインフレ率は、年率2.3%の水準で推移すると予想している。1年前の予想は1.8%だった。この差はサプライチェーンが乱れていることが大きい。
 CMBCによるとサプライチェーンの乱れは、スニーカーからセミコンダクターに及び、商品の遅配や欠品が続きていて、市場参加者の間ではインフレ傾向がしばらく続くという見方が広がっている。
 今日の物価統計にもよるが、インフレ傾向が顕著であれば連銀はテーパリングをより明確に打ち出し、更には政策金利引き上げ時期を急ぐ声が大きくなりそうだ。
 金融引き締めでサプライチェーン問題が本質的に解決するとは思わないが、インフレ防止の対症療法であることは間違いない。
 ところで日本ではインフレはほとんど話題になっていないと思うが、エネルギー価格の上昇と円安ドル高による輸入物価の上昇が物価上昇要因であることは間違いない。
 
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フェイスブック派ですがボランティアではLINEを使う機会が増えました

2021年10月12日 | デジタル・インターネット
 SNSの中で私が一番使っているのはフェイスブックでLINEはパッシブな利用に留めていました。つまり誰かからLINEで連絡が来ると返事する程度です。なぜフェイスブックが好きでLINEが嫌いなのか?と問われて考えてみると次の3つの理由があります。
第一に先にフェイスブックから入ったという慣れの違いがあります。
第二にフェイスブックは情報発信性が高いという点です。例えば日経新聞(デジタル版)の記事をフェイスブック上で共有しようと思うと簡単に共有することができます。またブログやホームページを補完するツールとして使うこともできます。
第三にこれは私の場合のやや特殊な事情かもしれませんが、海外のカウンターパーティの人とフェイスブックのメッセンジャー機能を使って、メッセージのやり取りや電話・テレビ電話をかけることがあるという点です。
ところが最近やり始めた地元のボランティア活動では連絡にLINEを使うというのでこれからLINEを使うことが増えそうです。
ちょっと調べてみるとSNSの中でLINEの利用率が一番高く87%に達しています(総務省令和元年度)。これに比べフェイスブックの利用率は約33%です。また60代の利用状況を見るとLINEの利用率は6割ですが、フェイスブックは15%程度です。
 つまり高齢者になればなるほどフェイスブックよりLINEを使う人が多くなるということです。またLINEの利用者は男性85%女性89%とやや女性の利用者が多いのです。
 最近参加した地元のボランティアも活動の中心となっているのは、女性の方ですからLINEが連絡手段として使われることは当然だと思います。
 しかしストーリー性のある写真の共有などという情報発信性においてLINEはフェイスブックに太刀打ちできないので、私が音頭を取っている山の会などではフェイスブックを中心に運営していきたいと考えています。
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