居間の置時計は、1980年、私の最初の作品集が出た時に義兄夫妻が贈ってくれたもの。記念の品なので愛着があり、時計屋さんに修理に出したりしながらずっと現役で愛用しています。クォーツ発振の電池時計。
それが、昨日、動かなくなりました。電池を入れ替えても、針が回りません。
寿命かな、と思い、中のムーヴメントを交換するつもりでした。クォーツ式のムーヴメントは今では100円ショップで売っていたりします。
でも、一晩寝て、「待てよ、油を注してみたらどうだろう」と思いつきました。
今朝、時計の中からムーヴメントを取り出し、ケースをパカッと開けました。歯車が3つと、テンプに当たるのでしょうか、コイルを巻いた動力部とが、中で動いているすべてです。これらの回転軸の両端にミシン油をまぶし、もと通りに組み立てると、見事、時計は復活! 意外と簡単でした。
クォーツのムーヴメントは消耗品あつかいで、時計屋さんに持ち込んでも交換されてしまうと思います。その前に、ちょっと注油してみるといいかもしれませんよ。壊れてもともとですから。