新年早々の訃報でした。
大好きな女性歌手。ドリス・デイやブレンダ・リーよりも、パティ・ペイジです。
大好きな女性歌手。ドリス・デイやブレンダ・リーよりも、パティ・ペイジです。
昔のヒット曲を後追いで中高生の頃、聞いたのですが、「テネシー・ワルツ」は寂しい娘心を歌っていて印象が強烈でした。
映画の主題歌をカバーした「ふるえて眠れ」も大好き。
あと、「あのショーウィンドウにいるワンちゃんはおいくら?」と歌う「ワン・ワン・ワルツ」とか、ヴォネガットの短編「ケープコッド・ストーリー」を連想させる「オールド・ケープコッド」とか。
ちょっとハスキーな声がいいんですよね。それを多重録音でコーラス化させたのは、パティ・ペイジが最初だとか。メアリー・フォードとレス・ポールよりも早かったみたい。
英語の発音が、私にはやや蓮っ葉というか、上品でない感じがして、そこにも親しみを覚えました。
享年85。ご冥福をお祈りします。
ところで、今朝のNHKfm「ウィークエンド・サンシャイン」ではピーター・バラカンさんと亀渕昭信さんが、1950年代から60年代初頭にかけてのポピュラーソングの日本での受容とロックンロールの歴史について、レコードをかけながら喋っていました。で、その最初のところでパティ・ペイジの「テネシー・ワルツ」と、その後日譚――というかアンサーソングというか――にあたる「涙のワルツ」(昨日の西島三重子さんの「池上線ふたたび」みたいな?)を紹介したのですが、彼女の訃報については一切、触れませんでした。
たぶん年末の録音だったのでしょうね。タイミングが良かったというか、悪かったというか。