惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

釣船草

2013-10-04 21:48:47 | 草花
 深夜から日中にかけて小雨模様の肌寒ささえ感じる一日。最高気温19.3℃は日付が変わった時点でのもので、日中は正午の18.2℃が最高(いずれも隣町アメダス)。

 10年来使っているパソコンはウィンドウズXPで、サポート終了間近。そろそろ次の機種を考えねばなりません。
 夕方、散歩の途中でパソコン専門店を覗いてみたのですが、展示品はとても少なくなっていました。スマホやタブレットに押されて、パソコンはあまり人気がないのでしょうか。
 眺めていても、欲しくなるものが見当たらず、こういうことなら、とりあえずネット専用に軽快なものを入手し、仕事は今のXP機をネットから外してスタンドアローンで使う手もあるかなあと考えました。
 まだ少し時間に余裕があるので、じっくり検討したいと思います。

Tsurifuneso1310 今日の花はツリフネソウ。ツリフネソウ科の一年草ですが、この科、以前はホウセンカ科と呼ばれていたそうです。ツリフネソウも種がはじけて飛ぶみたい。

 タツノオトシゴの尻尾のようにくるくると巻いているのは萼片。
 萼片も花びらも3枚ずつで、同じような赤紫色をしています。右上に花の後ろ姿が見えますが、両肩にのっているのと、その下の本体のように見えるのは、すべて萼片です。
 花びらは大きな萼片に包み込まれるようになっていて、先端だけが突き出ています。上に短く1枚、下にベロンと2枚。

 それにしてもこんなふうにぶら下がって咲くのはなぜでしょうねえ。

 〈ナンクロメイト〉11月号発売中。担当している新刊紹介欄で次の3冊を取り上げています――

  • 石井桃子 『家と庭と犬とねこ』 (河出書房新社)
  • アダム・ロス 『ミスター・ピーナッツ』 (谷垣暁美訳、国書刊行会)
  • 金井良太 『脳に刻まれたモラルの起源 人はなぜ善を求めるのか』 (岩波科学ライブラリー)
 『ミスター・ピーナッツ』は最近、読んだ小説の中ではもっとも印象が強いもの。
 男女の愛のもつれに殺人事件が絡み、さらにメタフィクションの要素も加わるという奇妙な趣向ですが、男と女の関係(肉体というより心理的な面での)を描く筆力が圧倒的。惹かれ、すれ違い、憎み合う……どの段階についても、これほどスリリングに描かれたものを読んだことがありません。