散歩の途中、ブックオフに入り、105円本の棚を眺めていたら筑摩書房の〈現代日本文学全集〉が何冊か並んでいました。その中に『現代俳句集』というのがあり、しばらくページをめくった後で購入。
詩のアンソロジーは何冊ももっていますが、俳句は、短歌・川柳と一緒になった簡便なやつが1冊と、従兄がくれた某同人誌系の歳時記が書棚にあるのみ。この『現代俳句集』には河東碧悟桐から金子兜太まで、大正・昭和に活躍した73人の代表作が収められています(昭和33年刊)。重宝しそう。
自分では詩も俳句もつくりませんが、読むのは好き。ひとつひとつの言葉と、その組み合わせがどういう効果を及ぼすかが、詩や俳句ではよくわかって勉強になります。
買って帰り、種田山頭火や西東三鬼のところを拾い読み。ニンマリしています。
〈ナンクロメイト〉1月号が発売になりました。担当している新刊紹介欄で次の3冊を取り上げました――
- 吾妻ひでお 『失踪日記2 アル中病棟』 (イースト・プレス)
- 小泉英政 『土と生きる 循環農場から』 (岩波新書)
- 松崎有理 『代書屋ミクラ』 (光文社)