惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

糊刷毛

2013-12-13 21:20:02 | 日記・エッセイ・コラム

 ブラシという道具がなぜか好きで、我が家にはけっこう数があります。
 歯磨き用のブラシはいうまでもなく、風呂やトイレの掃除用、外まわり用のデッキブラシ、ペイントで使ういくつものブラシ、洋服ブラシ、靴磨き、筆も何本か……。

 机の脇にもひとつ。糊刷毛を置いてあります。
 ごく安価なやつで、柄はプラスチック、毛は……これは何でしょう?
 何か動物の毛だと思います。腰があって、やわらかい。

 以前、障子貼につかっていたやつですが、今は家に障子がなく、手元においてパソコンのキーボードや液晶の埃を払っています。けっこう重宝。

 調べたことがないのですが、刷毛作りというのは古い職業なんでしょうね。たぶん最初は植物の繊維や動物の毛を束ねて使っていたのを、紐で縛り、板で挟み、棒に結わえ、針金で捩り合わせて……さまざまな作り方を開発してきたのでしょう。
 ブラシ作りの歴史について小説を書いてみたいというアイデアはずっと前に頭に浮かび、そのまま放り出してあります。いつか取り組んでみたいテーマのひとつ。