以前にも書いたように、スマホのナビ機能に追いやられる形で、ソニーはポータブルナビゲーションシステムの製造を終了しました。それに伴い、地図データの更新も、今月発売された「ＮＶＤ－Ｕ４４Ｊ」が最後。
ＮＶ－Ｕ３５をバイクや自転車などで使っている私としては、買っておかないわけにはまいりません。
今日届いたので、さっそくインストールしました。所要時間約２時間。
地図データは今年春のものに。それを使うためのファームウェアも、買った時のバージョン1.1から5.0にアップグレードしました。
ファームウェアのいちばん大きい変更は「アウトドアモード」が追加されたこと(もっと前のバージョンからそうなっていたらしい)。
登山やハイキングに活用するのがおもな目的なのでしょう。目標地点や途中経過地点を入力すると、順次、それらと現在地との関係を表示します。これまでにも「徒歩モード」があったのですが、「徒歩モード」が道順を細かくガイドするの違って、「アウトドアモード」では目標の方向が画面に表示されるだけで道順を教えたりはしません。山中の踏み分け道をたどったりするわけですから、基本的に無理なんですね。
実際の使い心地はどんなものか、夕方の散歩の時にためしてみました。
自宅を出発点にし、目標は深大寺の北にある総合体育館に。
好き勝手に歩いて、時々、画面を覗いてみると、黄色い矢印が体育館方向を指し示しています。何もいわないので、あれこれ指示される感じがなくて、これは良い。体育館に到着した時だけ、「目的地に着きました」としゃべりました。
その声も前よりはちょっと低めの女性の声で、以前より聞きやすい。
あと、データをメモリースティックにダウンロードしておくと、画面表示を国土地理院の地図に切り替えることもできます。これも楽しい。
値段が張る(２万円ぐらい)のが難点ですが、まあ、それも仕方ないでしょうね。アップデートして正解だと思いました。