4日つづけてカイヅカイブキの剪定をやると、ふだんと違うことをしたせいか、疲れてしまいました。それで、今日は庭仕事を休むことに。
午後は日当たりのよい2階の部屋に寝転んで本読み。暖かいのでついうとうとしてしまいます。それがなんともいえず良い心地。
昼寝は最高の快楽のひとつかも。夜、寝る時のように余計なことが脳裏に浮かんだりせず、何もわからないままスッと意識が途絶えてしまうんですよねぇ。
日が傾いても、南の風が吹き続け、気温は高い。最高気温は午後3時半で、15.0℃ だったとか(隣町アメダス)。
夕方には手袋なしで散歩しました。
途中、毎年たのしませてもらっているお宅の庭先のフクジュソウと対面。黄色い花びらに少しだけ金属光沢のような輝きがやどっている、うれしい春告げ花です。
陽が陰りかけているので、花びらは閉じ加減です。
多田多恵子さんの『したたかな植物たち』(SCC)によれば、フクジュソウの花には蜜がないそうです。それどころか、全草にアドニンという強力な毒をもち、草の少ない春先、動物に齧られることを防いでいるとか。
なのに花粉を運ぶアブを呼ぶ秘密は、明るい黄色と、パラボラアンテナのように太陽光を集めた熱なのだそうです。
フクジュソウにやって来たアブは「おやつの花粉をちびちびなめながら、凍えた体を温める」とあります。今日、見ているかぎりでは、アブは寄ってきていませんでしたが。