朝から空気がゆるんでいて(最低気温 2.8℃:隣町アメダス)、日中も最高 12.7℃ まで上がり、春の気配が濃厚です。
野川沿いの遊歩道を歩いていると、石塀沿いの陽だまりに早くもホトケノザがたくさん咲いていました。
シソ科の2年草。早春から初夏まで長く道端を彩ってくれます。
上下に割れた舌状花の下側で2つに割れて突き出した部分は小さな虫たちのプラットフォーム。飛んでくると、まずここにとまって、それから筒状の花の奥に体を突っ込んで蜜を吸います。その時、上にかぶさった花びらの内側にあるオシベの花粉が付着するという工夫がなされているのです。
まだら模様のある開いた花もおもしろいのですが、もっと色の濃い、マッチ棒の先っぽのような閉鎖花も趣があります。
閉鎖花は、このまま開かずに実をつけ、とりあえず子孫を確保します。色々な花を見ているとそういうやり方をしているのも結構ありますね。スミレだとか。