惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

大戸緑地

2012-10-15 21:22:09 | まち歩き
 本日締切の原稿が早めに書き上がり、午後の大部分が空きました。
 天気も良いしということで、大戸緑地まで出かけることに。町田市のいちばん奥にある東京都の緑地公園。多摩丘陵の始点になります。

 午後2時前に家を出て、川崎街道を関戸で左折、多摩ニュータウン通りから町田街道へ。大戸交差点を左折してゴニョゴニョッと行くと間もなく緑地の駐車場があります。
 拙宅からちょうど30キロ。1時間のツーリングでした。

 沢沿いの木道を歩いて上流へ。アスレチック広場から尾根へいたる道に取り付いて、約10分。尾根道へ出ました。
 見晴らしの良いところからは、新宿のビル群やその向こうのスカイツリーが、反対側には高尾山薬王院などが望めます。

Sky1210 写真は尾根から見上げた秋の空。綿雲というか、羊雲というか。気持ちのよい雲の群です。
 彼方の稜線は高尾山だと思います。

 標識に従って草戸峠から草戸山へ。ところどころの下り道はポッカールにまたがりました。

 草戸山(別名:一年山)は標高365メートル。境川の源流を擁する山で、ここが多摩丘陵の最高点になるのかな。
 草戸山から大地沢青少年センターへの下りは急峻でした。膝がガクガクいいそう。体を支えるためのロープがあちこちに張られています。これがないとさらにきつい。

 途中、写真を撮ったりしながら、1時間半ほど山歩きを楽しみました。
 林縁には野の花が咲き、キノコも生えています。
 公園というよりは、本物の山。また出かけたいと思っています。


蒼薔薇

2012-10-14 21:01:45 | 園芸
 昨夕、神代植物公園で撮ったバラを、今日も。

Rose1210 これは「ブルー・バユー」。好きなバラのひとつです。

 ずっと勝手に「Blue Bayou(青い入り江)」と思い込んでいたのですが、正しくは「Blue Bajou」なんですね。どういう意味なんでしょう? フランス語で「bajous」は「頬(複数)」なんだそうですけど。
 1993年にドイツのコルデスさんが作り出した品種。

 花の色は、藤色とか薄紫色とかいわれていますが、蒼ざめたピンクとでもいうのが適当なような。
 美しい女性の血を爬虫類のものと入れ替えれば、その頬はこんな色になるのかも。

 夜の薄暗い明かりのもとで見ると、妖しい魅力がいっそう増すようです。
 葉も艶やかできれい。


薔薇祭

2012-10-13 21:12:27 | 園芸
 我が家のキンモクセイが今日になってやっと香り始めました。例年(といっても毎年変動しますが)より、半月ぐらい遅いのではないでしょうか。残暑が長く続きましたからねえ。

 家から北へ、野川を渡り、ハケの坂道を登ると深大寺があり、隣接して神代植物公園があります。
 その植物公園で今日から「秋のバラフェスタ」が始まりました(28日まで)。
 今週と来週の土日は夕暮から宵の口まで、閉園時間を延長してライトアップがされます。

 さっそく、今日、日暮れを待って出かけました。
 残暑のせいかバラの開花はやや少なめで、入園者もいつもほど多くありません。
Rosefest1210 それでも、ひとつひとつ違うバラの表情を覗いていると時間を忘れます。

 このバラは「セブンティーン」という名がついていました。本物は色合いがもう少し明るい感じ。肌色に近い花びらの重なり具合がなんとも艶めかしい。

 もっと撮影しましたので、また折を見て。


釣舟草

2012-10-12 21:09:37 | 草花
 「〈のようなもの〉を呉れ」というのは、三遊亭金馬が得意とした落語「居酒屋」の一節ですが、〈のようなもの〉は見たことがあるが、その原型は見たことがないというのは、何とも居心地が悪いものです。
 歌でいえば、替え歌の方しか知らないような感じ。もとの歌はどんなんだろう? と気になるのです。

 私にとって、ツリフネソウはそんな存在でした。
 仲間のキツリフネ(「黄色いツリフネソウ」という意味)は見たことがあるけれど、ツリフネソウは未見だったのです。

 そのツリフネソウが、今日、出かけた野川公園の自然観察園に咲いていました。それもたくさん。

Tsurifuneso1210 形の面白さを強調するために、横からの写真を載せてみます。
 いちばんの特徴は、花の後ろに突き出した部分。「距」といいますが、それがクルクルッと巻いて、まるでカメレオンの尻尾のよう。この先に蜜をためているそうです。
 距をもつ大きな袋状の部分は3枚ある萼片のうちの1つ。花弁は萼の内側につつましく隠れています(正面から撮ればよくわかるのですが)。

 この花、幻想世界の空飛ぶ生きもののように見えてきます。ふわふわと漂いながら、大きな口でパクッと獲物を捕えそう。
 ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草。


家庭用ゴミ袋

2012-10-11 21:04:51 | 日記・エッセイ・コラム
 ラジオのニュースで「家庭用一般ゴミ袋○杯分」という表現が出てきたので、「そりゃいったいどれだけの量じゃい?」と思いながら聞いていたら、「1杯45リットル」だと言っていました。
 それが一般的な大きさなのか?

 我が家で使っている「燃やせるゴミ」用の袋は5リットル入り。これを週2回、戸別回収してもらっています。5リットルでも一杯になることは少ないので、もっと小さい袋が欲しいのですが、これより小さいのはないのです。
 市が用意するこのゴミ袋は有料。つまりゴミの処理費用を袋の代金に上乗せしてあって、指定の袋以外は回収してもらえません。ゴミ減量の目的もあって、小さい袋ほど割安になっています。良い智恵だと思う。

 これを考えると、45リッル入りのゴミ袋なんて、やたらに大きく感じられます。ま、昔は使っていましたけれどね。

Sunset1210 写真は武蔵野の森公園の滑走路を見下ろす小さな丘の夕景。数日前に撮りました。

 奥行きの表現がわりとうまくいったので、ぜひとも交差法で立体視してみてください。