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惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

宇宙の歌姫

2013-01-21 21:54:58 | SF
 今日は朝からバタバタして何だか疲れました。
 で、夜はyoutubeさんにお邪魔して「青樹亜依祭り」。 きゃりーぱみゅぱみゅもいいけど、昭和歌謡で育ったオジさんはこちらの方が癒されます(かえって疲れるヒトもいるでしょうけど)。

 「ベストSF2012」投票募集中です。昨年出版されたSFでおもしろかったものを教えてください。
 要領はこちらをご覧ください。


大鵬さん

2013-01-20 21:02:23 | ひと
 昨日、V林田くんの「相撲SFにハズレなし!」という名セリフを聞いて帰ったら、元横綱・大鵬の訃報が待っていました。
 強くて美しいお相撲さんでした。ご冥福をお祈りします。

 相撲をテレビで見始めた頃は若乃花・栃錦の時代でしたが、それからすぐに柏鵬時代に。大相撲のイメージは大鵬によって植え付けられたといっても過言ではありません。
 何というか、北の大地から湧き出た結晶のような輝きを感じましたねぇ。その後に続いた横綱・北の湖が、強いことは強いものの、ふてぶてしい感じで、失礼ながらあまりカッコ良くなかったので、よけいに大鵬の素晴らしさが際立ったものです。

 大学時代、間借りしていたお宅(江東区清澄)のすぐ近くに、設立されて間もない大鵬部屋があったのも懐かしい思い出。
 大鵬親方を見かけたことはありませんでしたが、お弟子さんが鉄下駄を履いて歩道橋を上り下りしていたりすると、歩道橋全体がぐわんぐわんと揺れ、「凄いなあ」と思ったものでした。トレーニングしていたのですね。
 食堂でお相撲さんと一緒になったこともあったなあ。こちらは食事なんだけど、向こうはおやつのようなものだったでしょう。

 国際化された今の相撲を大鵬さんはどう思ってらしたのだろう?
 死ぬまで元横綱として相撲の行く末を気にかけておられたようですが、ざっくばらんな意見も聞いてみたかった気がします。


SFファン交流会

2013-01-19 20:42:27 | SF
 午後2時から新宿区の笹塚区民会館4階和室で「SFファン交流会」。私は前半の〈国内SF・小説編〉のガイド役として、日下三蔵さんと共に参加。室内いっぱいのファンの方たちと昨年の国内SFの成果について語り合いました。

 会場で私が配布したリストはこの記事の最後に掲載しておきますが、昨年の日本SFは大豊作。中でも、個人的には――

  1. 宮内悠介さんの活躍
  2. 『カラマーゾフの兄弟』関連作品の盛り上がり
 の2点を挙げたいと思っています。

 (1)は見てとおりの内容。デビュー作品集『盤上の夜』が直木賞候補になったとか思えば、SF大賞を受賞。短編の力作も数多く発表しています。
 (2)は、具体的にいえば高野史緒さんの『カラマーゾフの妹』と伊藤計劃×円城塔『屍者の帝国』ですが、どちらもインパクトが強かった。

 後半の〈アニメ・マンガ編〉は、私の疎いジャンルなのですべてが耳新しく、大変おもしろく拝聴。
 アニメで「この1作というなら?」という問いに、日下三蔵さんがきっぱりと「『戦国コレクション』(TV東京)ですね」と答えていたのが印象的。
 マンガでは、「相撲SFにハズレなし!」とⅤ林田さんが熱っぽく語った西野マルタ『五大湖フルバースト〈上・下〉』(シリウスKC)に激しく心を動かされました。



〈小説推理〉のレビューで取り上げた本(2012年国内作品のみ:森下)
  
4月号(2012年)
  • 森岡浩之『地獄で見る夢』(徳間書店 2012.1.31)1600円+税
  • 長山靖生『戦後SF事件史 日本的想像力の70年』(河出ブックス 2012.2.28)1500円+税
5月号
  • 野尻抱介『南極点のピアピア動画』(ハヤカワ文庫JA 2012.2.25)620円+税
  • 円城塔『道化師の蝶』(講談社 2012.1.26)1300円+税 大森望責任編集『NOVA7』(河出文庫 2013.3.20)950円+税
  • 三島浩司『シオンシステム〔完全版〕』(ハヤカワ文庫JA 2012.2.15)940円+税
6月号
  • 宮内悠介『盤上の夜』(東京創元社 2012.3.30)1600円+税
  • 大森望・日下三蔵・堀晃編『原色の想像力2』(創元SF文庫 2012.3.23)980円+税
  • 横田順彌『近代日本奇想小説史 入門篇』(ピラールプレス 2012.3.24)1900円+税
7月号
  • 倉数茂『始まりの母の国』(早川書房 2012.4.25)1600円+税
  • 北条遥『リライト』(早川書房 2012.4.25)1600円+税
  • 神林長平『いま集合的無意識を、』(ハヤカワ文庫JA 2012.3.15)620円+税
8月号
  • 梶尾真治『ダブルトーン』(平凡社 2012.5.23)1500円+税
  • 花田智『天狼新星』(早川書房 2012.5.25)1600円+税
9月号
  • 神林長平『ぼくらは都市を愛していた』(朝日新聞出版 2012.7.30)1800円+税
  • 八杉将司『Delivery』(早川書房 2012.5.25)1700円+税
  • 大森望・日下三蔵編『拡張幻想』(創元SF文庫 2012.6.29)1300円+税
10月号
  • 樺山三英『ゴート・オブ・ユートピア』(早川書房 2012.6.25)1700円+税
  • 冲方丁『OUT OF CONTROL』(ハヤカワ文庫JA 2012.7.25)620円+税
11月号
  • 高野史緒『カラマーゾフの妹』(講談社2012.8.1)1500円+税
  • 伊藤計劃×円城塔『屍者の帝国』(河出書房新社 2012.8.30)1800円+税
  • 大森望責任編集『NOVA8』(河出文庫 2012.7.20)950円+税
12月号
  • 山田宗樹『百年法』(角川書店 2012.7.31)上下各1800円
  • 芦辺拓『スチームオペラ 蒸気都市探偵譚』(東京創元社 2012.9.25)1700円+税
  • 籐間千歳『スワロウテイル序章/人工処女受胎』(ハヤカワ文庫JA 2012.9.15)920円+税
1月号(2013年)
  • 長谷敏司『BEATLESS ビートレス』(角川書店 2012.10.10)1800円+税
  • 月村了衛『機龍警察 暗黒市場』(早川書房2012.9.25)1900円+税
  • 大橋博之『SF挿絵画家の時代』(本の雑誌社 2012.9.25)1800円+税
2月号
  • 福田和代『宇宙へ』(講談社 2012.9.20)1400円+税
3月号
  • 瀬名秀明『大空のドロテ 〈Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ〉』(双葉社 2012.10.10/11.25/12.23)各1400円+税
  • 山本弘『UFOはもう来ない』(PHP研究所 2012.12.21)1900円+税
他に気になった本
  • 山田正紀『ふたり、幸村』(徳間書店 2012.5.31)1900円+税
  • 川端裕人『雲の王』(集英社 2012.7.10)1500円+税
  • 梶尾真治『アラミタマ綺譚』(祥伝社 2012.7.30)1600円+税
  • 筒井康隆『ビアンカ・オーバースタディ』(星海社FICTIONS 2012.8.16)950円+税
  • 中島たい子『LOVE & SYSTEMS』(幻冬舎 2012.8.25)1400円+税
  • 小田雅久仁『本にだって雄と雌があります』(新潮社 2012.10.20)1800円+税
  • 江坂遊『きまぐれラボ』(樹立社 2012.11.5)1400円+税

夕富士

2013-01-18 20:45:34 | 日記・エッセイ・コラム
 よく晴れましたが寒い一日。
 最高気温は5.9℃(隣町アメダス)まで上がったものの、北風が強いので体感温度はずっと低いようです。夕方の気温はダウンのコートとニットの帽子、オーバーズボン着用と、私としては最強の耐寒装備。

 建物の北側など日の当たりにくい場所だけでなく、畑や道端など、人の通らないところにはまだ雪がたっぷり残っています。何度か表面が溶けたり凍ったりを繰り返しているので、ザラメ状のパリパリした雪。

Fuji1301 子どもたちが作った雪だるまやミニかまくらもまだ形はそのままです。いつまで残るのだろう?

 写真は中央自動車道をまたぐ陸橋の上から眺めた富士山。
 南側にたなびく雪煙のようなものがいかにも寒そうです。


争奪戦

2013-01-17 21:50:13 | 野鳥
 このところの寒さと雪のせいか、庭を訪れる小鳥の数が増えているようです。我が家が提供するリンゴのかけら(といっても皮や芯を小さく千切ったものですが)や牛脂を求めてくるのです。

Shijuukara1301 写真はサルスベリの枝に針金で吊るした牛脂を食べるシジュウカラ。
 シジュウカラとメジロは体が小さいのでこのように針金を掴んで、牛脂をついばみます。ヒヨドリは大柄なのでそうはゆかず、やむを得ず、ホバリングしながら突っついています。

 昨日は牛脂のそばでメジロとシジュウカラが睨み合っていたかと思うと、メジロがシジュウカラに飛びかかり、もつれ合って地面に落ちるところを見ました。
 2羽はその後も追いかけ合い、植木の枝を飛びまわっていました。
 個体にもよるのでしょうが、結構、闘争心が強いのです。

 小鳥がいる風景も、いつものどかというわけではありません。