惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

釣鐘人参

2013-09-12 20:48:45 | 草花
 今日はよく晴れて暑さがもどりました。最高気温31.3℃(隣町アメダス)。
 向かいの家の解体は今日も続行されているので、作業中は窓を閉め切らねばなりませんでしたが、夜明け前に家の中の空気が冷えていたため、さほど室温は上がらず。助かりました。

 夕方は散歩をあきらめ、総合体育館の室内プールへ。市民プールで一緒だったお爺さんと顔を合わせ、「おや、珍しい」といわれました。室内プールへはよほどのことがない限り、行かないからなあ。

Tsuriganeninjin1309 写真はツリガネニンジン。リンドウ科の多年草。
 撮影は野川公園の自然観察園ですが、出会うのがちょっと遅く、釣鐘が四方八方に突き出している「晴れ姿」にはなりませんでした。花の直径1センチあまり。メシベが長く突き出しています。

 昨日のゴンズイもそうでしたが、今年は秋の花の咲くのが早いように思います。夏の到来が早かったせいでしょうか。

 ツリガネニンジンの「ツリガネ」は説明不要でしょうが、「人参」は、根が朝鮮人参に似ているからだとか。
 別名トトキ。東北では美味しい山菜として、若芽が珍重されるそうです。この写真では葉っぱがわかりませんね。申し訳ない。


権萃

2013-09-11 20:48:13 | 草花
 2020年のオリンピック/パラリンピックの観覧席に、東日本大震災で被災した人たちの優先席を設けたらどうかなと思いつきました。関係者の方々、ご一考をお願いします。

 今日は小雨がパラつく天候で涼しい。最高気温25.7℃(隣町アメダス)。
 向かいの家が今日から本格的に取り壊されています。騒音と埃を軽減するため窓を閉め切りましたが、この気温だったので助かりました。

Gonzui1309 写真はゴンズイ。ミツバウツギ科の落葉低木。
 初夏に黄緑色の小さな花をつけるそうですが、気がつきませんでした。しかし秋になり、実がはじけると目立ちますね。
 赤い果実と、中の黒い種子。ただ、この赤い実を鳥が食べる様子はないんですね。何のために派手な色合いをしているでしょう?
 数日前に川崎市の緑ヶ丘霊園で撮影しました。


一文字セセリ

2013-09-10 21:24:13 | 動物
 市民プールは今日が今シーズン最後の公開日。行って泳ぎたいと思っていたのですが、最高気温27.4℃(隣町アメダス)。
 このところ、水温が下がっていることを考えると、ちょっと無理でした。体を冷やして具合を悪くしては何にもなりません。

 ということで、夕方は野川公園を散策。秋の花があれこれ咲いていました。

Ichimonjiseseri1309 写真は花ではなくて蝶が主役。メハジキの花にとまったイチモンジセセリだと思います。
 胴体は丸みを帯びて太めですが、動作は素早い。目がつぶらなところも好もしい。
 夏の終わり、ニラの花が咲く頃に見かけるようになる印象があります。

 子どものころは「トンボチョウ」と呼んでいました。トンボを捕まえるための囮に使ったのです。
 オニヤンマなどは捕まえにくいので、まずイチモンジセセリを捉え、これを柔らかい草の先に縛って、空中でヒラヒラさせるのです。するとそれを狙ってオニヤンマなどが飛んでくる。セセリに食いついたところを捉える、という寸法です。
 私の田舎である高知での遊びでしたが、似たようなことをした人がいるかな。


2013-09-09 21:09:53 | 草花
 道路を隔てた向かいの家が今日から取り壊し。
 90歳を過ぎたお年寄りが亡くなられて2年あまり経ったでしょうか。1年ぐらい前から売りに出されていますが、買い手はつかない様子。更地にして、売れるのを待つようです。

 このあたりが宅地開発されて半世紀以上経つかと思います。当初、入居した人たちは高齢化し、どんどん姿を消してゆきます。子息が住み続けるというケースはほとんどなく、主がなくなった家は取り壊され、個人の住宅や集合住宅が新たに建ちます(我が家もミニ再開発された一軒)。
 都市部の住宅地はこうして更新されてゆくのです。独居老人の孤独死も珍しくありません。

Kuzu1309 今日の花はクズ。マメ科の多年草。秋の七草のひとつですね。
 近年はヨーロッパや北米に進出してたちの悪い雑草として猛威をふるっているクズですが、日本では根からでんぷんを取ったり(くず粉)、薬にしたり(葛根湯)、蔓からは繊維をとって布に織ったり(葛布)、付き合いの長さゆえか、しっかり利用してきました。が、昨今はそんなこともなく、やはりたちの悪い雑草になってしまっています。

 秋の七草は、春のそれに比べて覚えている人が少ないのではないでしょうか。
 萩・桔梗・葛・藤袴・おみなえし・尾花(すすき)・撫子――秋の七草。
 萩、葛、すすきあたりは今でもおなじみですが、おみなえしは見分けられる人が少なく、藤袴は生息そのものが減っているように思います。
 できればこのブログで写真を揃えてみたいものです。


スポーツ教育

2013-09-08 20:43:43 | 日記・エッセイ・コラム
 就寝から起床までの間に、1~2度、目が覚めることがあります。歳をとって、眠りが浅くなっているようです。
 今日の早朝、目覚めて時計を見ると午前5時半。「そういえば」と思い、布団を出て居間へ下りました。

 テレビをつけると、2020年のオリンピック/パラリンピックが東京に決まったところ。招致委員たちが喜ぶというよりは、興奮した面持ちでインタビューに答えていました。
 安心して寝室に戻り、2度寝。

 7年後にはほぼ70歳なので、競技の観戦に出かけられるかどうか、不安なところがあります。でも、逆に、観られるよう、健康でいなければというモチベーションを持つ方向でゆきたい。

 スポーツが楽しみの中で占める割合は、私の場合、年々、大きくなってゆくように思えます。肉体と精神の限界に挑む姿はスリリングで美しい。文学や美術、音楽などと同様、人間ならではの喜びだと思います。
 こんなふうに感じるようになったのは、教育の成果もあるでしょうね。といっても、学校教育とかではなく、自分で読んだ本のせい。いちばん大きかったのは虫明亜呂無(むしあけあろむ――本名です)さんのスポーツエッセイ。彼は実に幅広いジャンルのスポーツについて、見どころを教えてくれました。陸上競技、ゴルフ、ボクシング、ラグビー、競馬……。
 時間をつくって、もう一度、虫明さんの文章を読み返さねば。

 読み返さなければならないものか多いんです……。