今日5月2日はさすがに朝の通勤電車が空いていてゆっくり新聞を読むことが出来た。ゴールデン・ウイークで長期休暇となる会社が多いようだ。ところでこの長期休暇は為替相場にかなりの影響力を持っているそうだ。今朝のウオール・ストリート・ジャーナル(ネット版)は次の様に報じている。
- 歴史的に見てゴールデン・ウイーク中にドルは対円で下落している。ゴールデン・ウイーク中にドルは昨年は105.91円から104.21円に下落。2004年には111.04円から108.33円に下落、2003年は120.73円から118.50円に下落している。
- その理由はゴールデン・ウイークで日本のドルの買手~輸出業者や投資家~が長期休暇を取ることにある。住友信託の内田氏は「日本の輸出業者は事業計画にそって先物でドル売りを行なうのに対して、通常輸入業者はスポット市場でドルを購入する。従って輸入業者が休みをとるゴールデン・ウイークはドルに悪影響を与える」と言う。
- 三井住友銀行の宇野チーフ・ストラテジストは「金曜日に発表される米国の雇用統計が弱いとゴールデン・ウイークの終わり(金曜日)までにドルは110円まで下落する可能性がある」と言う。
- ドルについてはネガティブが要素が並んでいる。つまり「連銀が金利引き上げを止める」「G7で世界的な貿易収支の不均衡を是正するため、ドル安が望ましいと示唆があった」「核問題にかかわる米国とイランの摩擦」「各国の中央銀行が外貨保有をドルオンリーから多通貨化するといった話が出ている」など等。
- 従ってトレーダー達は今年もゴールデン・ウイークのジンクスを破ることは難しいだろうと話をしている。
まあ、ゴールデン・ウイークは山に行って思いっきり遊び、ドルが110円を切るレベルになれば、外貨預金をするか海外旅行でも考えてみようか?