週末に友人の別荘に泊まり、二日続きで白河メドウゴルフ倶楽部にてゴルフをした。ところがこれが災難続き。まず最初に私の災難、これは一日目のゴルフ終了の頃から、軽い嘔吐感を伴う胃の不快感に襲われた。原因は前日の飲み過ぎにあるのかもしれないが、全般にこのところあまり体調が良くないので、疲労から障害が出たのかもしれない。
だが最大の災難は二日目に友人U君が貴重品ロッカーに入れておいた財布から車の鍵まで盗まれたこと。このロッカー盗難事件の被害者は全体で4人いたらしい。警察とゴルフ場の調べでは犯行があったのは、午前9時頃。私達がスタートした1時間後のことである。
さて盗難がわかってからの対応が大変で、U君は奥さんに電話して銀行カードやクレジットカードのキャッシングを止めてもらうなど手配を行ったが既に幾つかのカードで現金が引き出されていた。車の鍵についてはU君の息子さんが浦和から新幹線で持参してくれた。色々な処理が終わってゴルフ場を出たのは6時前である。
最後の災難は西武池袋線が人身事故で止まっていたこと。ゴルフ場から私は大田区に帰るM君の車に乗り、環八沿いの練馬高野台で下車したが、ホームに入ると電車が立ち往生していた。早く家に帰りたいので、西武新宿線の井荻駅までタクシーに乗り何とか家に帰ったという次第である。まあこれなどロッカー盗難事件に比べれば何ほどの問題ではないのだが、長い一日の終わりの出来事としてはちょっと応えた。
さて、帰りの車の中で仲間とロッカー盗難事件に対する対応策について色々な話をした。
- まず貴重品ロッカーのキーボードは、うしろ特に二階に登る階段から覗き見ることができる。犯行はうしろから暗証番号を盗み見ていた犯人によって行なわれたと推測される。従ってまずキー操作を見られない様に手などで隠して行なうことが大切
- ロッカーの暗証番号とカードの暗証番号は違うものを使う。
- 次に財布に入れる現金・カード類は最小にしておく。
- ローンやキャッシングを使わないと思う場合は、その機能を取り外すべくカード会社に手配しておく。
- 保有カードの盗難・紛失連絡先を一覧表にして奥さん等に渡しておく。なお携帯電話に登録しておくという手もある。ただし携帯電話も一緒に盗られる場合もあるので、バックアップが必要
- A君は「僕はゴルフをする時、貴重品ロッカーを使わず財布をズボンのポケットに入れておく」と言っていた。これも一つの手かもしれない。でもこれでは何のための貴重品ロッカーなのか?という疑問がでる。フロントに預けて封印して保管して貰うのが一番安全かもしれない。
- カード類を生体認証にしようか?という意見もあったが、コストがかかる。また車や自宅の鍵・免許証等は生体認証という訳にも行かないので防衛策としては限界もある。
実は私はこれらの対策を殆ど実行していないので、U君が盗難事件にあったと聞いて肝を冷やした。それにしてもゴルフ場のロッカー荒らしがあることは勿論ニュースで良く知っていたが身近にこんな事件がおこるとは・・・・・。日本も全く危ない国になったと痛感する次第である。