昨日(16日)Yさんというスポーツウーマンと八丁堀の柚でお酒を飲む機会があった。Yさんは元の会社の女子社員だが、面識はなく某氏の紹介で会った次第。
Yさんはフルマラソンを3時間8分で走り、日本百名山の内既に77名山を踏破しているという猛者(私が登った百名山は五十ちょっとである)。いや猛者なんていうとコワモテのイメージが浮かぶかもしれないが、妙齢にして中々の美人。またお酒が強いのである。これだけのスポーツウーマンだから日頃からお酒も飲まずに走りこんでいるのか?と思うとそうではなく結構いける口なのだ。
山の話になった。百名山の中で二人が共通して高いランクに上げた山は「平ケ岳」。尾瀬ヶ原の北方に位置する草原に覆われた名前のとおり平たい名峰である。私は平ケ岳に2度半登っている。一度は学生時代の夏に中ノ俣川という沢伝いに。もう一度は春に魚沼駒ケ岳から縦走して。これは雪洞に9連泊する位の長丁場だった。そして最後は数年前、恋ノ又川から。この時は岩魚を釣り釣り、本当に楽しい沢登りをした。その時は頂上往復は割愛したので半分だけカウントして2度半の登頂という次第だ。
さてYさんに話を戻すと、彼女はマラソン登山もやっていて富士山マラソンも走ったとのこと。又近々魚沼の八海山でもマラソン登山をするという話だ。私は八海山は登ったことはないが、八海は八階の意味で幾つもの岩峰が連なると意味だと聞いたことがある。岩峰には鎖がついているところもあるという厳しい修験の山のはずだ。そんなところ走れるのかしらん?と思いながら私達は銘酒「八海山」の杯を重ねた。
そのYさんとは今度一緒に南アルプスの北岳・間ノ岳に行きましょうという話でお開きになった。でも酔いが醒めて考えてみると、フルマラソンを3時間そこそこで走る様な人と同じペースで北岳に登れるのかしらん?という不安がよぎらないでもない。「でもここは弱気にならずに夏に向けて、トレーニングを積んでみよう!」という気にさせる位Yさんは良い人だった。