一昨日ダウは12,000ポイント、S&Pは1,300ポイントを2年半ぶりに回復した米国株だが、昨日はダウは僅かな上げ、S&Pは僅かな下げで終わった。
ReuterのヘッドラインにはA five-month rally was growing long in the toothと合った。long in the toothとは「中年になる」という意味だ。年を取ると歯茎が後退して歯が長く見えるというのが語源だ。タイトル全体では「5が月のラリーは(中年となって)疲れてきた」という意味だ。
米国株が買われ過ぎという判断は、幾つかのテクニカル分析に基いている。例えばRelative strength index相対力指数は70を超えている。
相対力指数というのはある期間の株価の値上がり幅の合計値を同期間の値上がり幅の絶対値と値下がり幅の絶対値の合計で割って算出するが、70を超えると買われ過ぎ30を下回ると売られ過ぎと言われている。
市場参加者が「買われ過ぎ」と判断し始めたとすると、少しコレクションが起きても不思議はないと私は考えている。