金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

日本三大うどんの一つを食す

2011年02月21日 | まち歩き

「日本三大何々」の中でうどんはかなりマイナーだろう。うどんの横綱格は讃岐うどんだが群を抜いているだけに二番得三番手の知名度が落ちる。二番手は秋田の稲庭うどん、三番手は群馬の水沢うどんという説が紹介されていたが、稲庭うどんはさておき三番手の水沢うどんはどれだけ全国区で知名度があるのだろうか?

だがそんな詮索は専門家に任せるとして、今回は日本三大うどんの一角を占める水沢うどんを食べる旅に出た。いや正確にいうと「伊香保温泉一泊二日の旅」に出たので途中水沢うどんを食べることにした次第だ。

「伊香保一泊二日の旅」は、JR東日本が伊香保の森秋旅館と提携して作った「ホテル+JR料金」のパック旅行だ。一泊二日運賃込みで13,000円というので夫婦二人で申し込んだ次第。ただし日曜出発・月曜帰着ということなので今日2月21日は有休休暇とした。

さて日曜日(20日)渋川駅に昼前に到着して、「水沢うどん」を食べるべく、バスで伊香保の手前の「ビジターセンター」に向かった。渋川駅から伊香保に向かうバスは15分に1本程度はある。渋川-伊香保の料金550円はやや独占価格的に高いという気がする。

さて「水沢うどん」のことは深く調査をせず、絵地図を見て「ビジターセンターから少し歩けば着くのではないか?」と考えていたが、これがとんでもない間違いだった。「水沢観音」の大きな立て札の下には小さく3kmと書いてある。若いカップルならいざ知らず中年夫婦が道路脇に雪が残る道をトボトボ歩く訳にもいかず、思案していたら具合良く空のタクシーが通りかかったので、これで水沢うどんと観音をいっぺんに済ませることにした。

12時半位なのでまずうどん店に直行。タクシーの運転手さんに任せると、「山源」という店に連れていってくれた。釜あげうどん800円を注文。中々出てこないので回りを見回すとどのテーブルにも注文品が出ていない。待つことanother十数分、空腹が頂点に達する寸前でうどんが一斉に出てきた。後でタクシーの運転手さんに聞くと、うどん店では注文をある程度まとめて「ゆで」に入るので、遅れることがあるという話だった。

うどんを食べた後、タクシーで水沢観音の駐車場まで連れていってもらう。

Mizusawa2

Mizusawa1

水沢観音の参道にはうどん屋が30軒程(正確ではない)軒を連ねている。皆水沢観音の門前町に発達した店だ。水沢観音の由来はよく知らないが、JR渋川駅辺りから榛名山方面を眺めると水沢山が聳えている。榛名山というのはこの方面の複数の峰の総称で最高峰は掃部ケ岳(1449m)で、水沢山(1194m)は外輪山の一つだが、実に立派に見える。

勝手な想像を述べると、立派な山の下にお寺ができ、お寺を参拝するする人のためにうどんの店ができたということなのだろう。境内の杉は何も語らないがこの辺りの経緯を知っているのだろう。

Sugi

水沢観音の境内の池の中には弁天様が祀られていた。写真が上から目線になって相済みません。

Bennzaiten

さてタクシー料金だが、ビジターセンターからうどん屋に行き、うどんを食べている間待って貰って(ただし待ちメーターなしの約束)、観音様拝観後伊香保の森秋旅館まで送って貰って3,600円程だった。

後で調べて分かったことだが、水沢観音に公共交通機関(要するにバス)で行くには、高崎駅から日に数本しかないバスを利用する必要がある。ただしバスの間隔が開いているので勝手は良くない。

従ってマイカー・レンタカーがないと、伊香保からタクシーを使うのが一番良さそうだ。うどん食べ待ち付3,600円~4,000円(ビジターセンターは伊香保より水沢に近い)というのが目安だろう。

さて昼飯に食した釜あげの水沢うどん、ボリュームは十分でうどんの歯ごたえ、出汁とも良かった。さすが三大うどんの一つ!と言いたいところだが、「日本三大うどん」は「日本三景」程定着していはいないと私は考えている。水沢うどんの一層の精進に期待する。

コメント
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