金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

アストリアホテルで雪山を遊んだ(1)

2011年02月27日 | 

この週末は会社の仲間6名と奥日光で雪山遊びを満喫した。ベースは光徳牧場のアストリアホテルだ。一日目は刈込湖・切込湖という山中の氷結した湖を巡るトレッキングとし、二日目はクロスカントリースキーを楽しむことにした。2月26日土曜日快晴。午前7時37分池袋から東武日光行の特急に乗り、湯元行のバスに乗り継いてでアストリアホテルに11時前に到着。荷物をデポして次のバス(11時15分)に乗り、10分程で湯元に到着、ここから刈込湖・切込湖散トレッキングに出かける。山中の池をたどって山王峠からホテルに戻るという一周7.5km程のコースだ。

湯元から15分程登ると国道120号に出た。国道の手前で昼食を取り、アイゼンを付けた。しばらく雪が降っていないので、トレースはかなり固くスノーシューよりアイゼンの方が歩き易い。国道からは右手の夏道上にもトレースはあるが、我々は蓼の海に向かって左の斜面を下った。

Dsc00073

数年前に来た時は蓼の海は完全に氷結し横断できたが、今回は半分しか凍っていなかった。

Dsc00077_2

ホテルの人に聞くと、全国的には雪が多い冬だが日光に関しては例年より雪が少ないという話だ。

12時56分蓼の海と刈込湖の間の峠(1,672m)に到着。ここからしばらく夏道上のトレースを辿り刈込湖に降り立った。午後1時25分刈込湖到着。

Dsc00085

Dsc00088

刈込湖は左手(北側)中央部を除いて氷結している。向こうから湖の上を横断してきた人がいた。我々も氷結した湖を東に向かって横断する。夏道は湖の縁をたどっているが、湖上横断の方が早い。ここは雪の聖域である。

Dsc00091

刈込湖に続いて、切込湖も氷結しているので横断。さらに山腹をトラバースして涸沼の南側に出た。午後2時20分涸沼湖畔到着。ここから山王峠までは標高差130m程だが急登だ。時々鹿の糞が混じるトレースをたどって、午後3時5分山王林道到着。さらに10分程南下すると山王峠についた。午後3時15分である。目の前には男体山がすっきりと聳えている。

Dsc00098_2

山王峠でお湯を沸かし、スープ、コーヒーなどを飲んで大休止。山王峠からは折角担いできたスノーシューを活用することにした。ホテルで借りたスノーシューは爪が小さいのか下り斜面では滑り易い。特に踏み固まって硬くなった雪面では良く滑る。そこで敢えて踏み跡にない雪面をザックザックと歩いてゆく。それがなんとも楽しい。

男体山の山の端を西日が赤く染めるのを見ながら、少し薄暗くなった林の中をたどっていると、アストリアホテルの建物が見えてきた。時計を見ると4時50分。湯元から約5時間7.5kmのスノーハイキングは無事終わった。

☆   ☆   ☆

このコースは数年前昔の会社の山仲間とトライしたことがあったが、スノーシューのみでアイゼンを持って行かなかったので途中で引き返した(気合もはいっていなかったが)。今回は新しい会社のメンバーと準備を整えて挑戦した結果、奥日光の三つの池を巡るトレッキングルートを踏破することができた。天気が良かったことと、メンバーの気合のおかげである。

一つのピークを極める山登りも良いが、山の懐に眠る冬の湖を巡る旅も味わいが深い。奥日光は身近にそのようなチャンスを提供してくれるところである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする