4月初旬に台北に旅行する予定をたて、JTB等旅行会社に当ってみたが、気に入るパッケージがなかった。何が気に入らないかというと、安いパックでは出発便から泊まるホテルまで総てが出発近くまで確定しない。一方JTBの店頭で調べたところ、出発便やホテルを特定できるパックはあるが、こちらは2泊3日で9万円以上とやけに高い。
そこで選んだのが、世界最大のダイナミック・パッケージ会社エクスペディアを使う方法。こちらでANAの日中便往復、ホテルはロイヤル・ビズ台北3泊のパッケージを組むと一人6.2万円だったのでこれに決めた。
ダイナミック・パッケージとは2002年頃から欧米の旅行会社が始めたオンライン予約システムで、フライトとホテルを自分の好きな組合せで選択し、オンライン予約をするシステムだ。航空券はeチケット(チケットレス)なので、航空券等のデリバリーは何もない。
ダイナミック・パッケージを使うのは初めてだが、どうして今ダイナミック・パッケージの話を書くかというと、今日の読売新聞に「ダイナミック・パッケージ」の囲み記事が出ていたから。本当はトラブルの有無等を含めて旅行後に記事にしたいところだが、とりあえず旅行前の段階でメリット・ディメリットをまとめてみた。
【メリット】
ホテルの選択肢が広くかつ選びやすい
ホテルの特徴、値段、サービス(朝食が付くかどうかなど)、利用者の評価などが分かりやすく表示され、予算と合わせて選びやすい。
フライト・ホテルの予約がその場で完結する。このオンライン処理の素早さには驚いた。例えば国内旅行でJR系の列車・ホテルパックをオンライン予約しても、その場で完結せず、翌日メール等でコンファームされることが多いが、エクスペディアはその場で完結する。まさに完全リアルタイムのオンライン処理だ。ただし正確にいうと1日後フライトの若干(数十分)の変更申し出があったが、問題がないので了承した。
手間がかからない
旅行会社の店頭に行くと待たされた上「これを書け」「あれを書け」とやたらに時間がかかるが、エクスペディアのオンライン予約であれば、10分程度で終わる(ホテルやフライトを選んでいる時間は別として)。
入力情報も必要最小限なので手間がかからない。
旅行料金は安いか高いか?
これは何と比較するか?による。例えば旅行会社の店頭で同じパッケージを組むのと較べると相当安いだろう。ダイナミック・パッケージは人件費やデリバリーコストを極限まで抑えているからだ。だが「フライト・ホテルおまかせ型」の格安パックよりは高い。また旅行までの時間にもよると思われる。ダイナミック・パッケージでも旅行直前に安いパックを探すことはできそうだ。
【ディメリット】
しかし幾つかのディメリットはある。
第一に空港からホテルまでの足のサービスがない。ただこれはプラスの面もある。パック旅行に乗っかると、行きたくもない土産物屋を連れまわされることが多いからだ。
次にフライトの変更は「キャンセル・新規の予約」と扱われることがあるので要注意だ。実はオンライン登録時にワイフの姓名を逆(名前の欄に姓を入力した)に入力してしまった。送信後直ぐに気が付いて訂正するべく電話をかけた(訂正の方法が分からないので)が、日曜日の故か話中でつながらなかった。翌日電話で訂正を申し入れたところ「キャンセル・新規予約となり手数料がかかる可能性がある」と言われた。フライトの変更と重なったので結局手数料は取られなかったが要注意事項だろう。
最後は初めてダイナミック・パッケージを使うことからくる若干の不安。というのは、旅行代金はクレジットカードで支払い済みなのだが、エビデンスはオンラインの画面をプリントするだけだ。パスポートを持って(当たり前だが)、プリントを航空会社のカウンターで提示すると搭乗券が貰えるし、ホテルではプリントを示すだけで良いという。いわゆるバウチャーがない。何とも簡単なのだがホテルでトラブルが起きないかどうか若干の不安は残っている。
エクスペディアによると、エアラインもホテルもリコンファームの必要はないというが、ホテルには一度確認の電話かメールを入れてみようか?と考えているところだ。
もしその他の問題が発生すればまたブログで紹介します。