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金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

山の終わりは手製のサワーで

2012年09月04日 | 

2週間ほど前の話である。某トレッキングクラブの人たちと北アルプス・焼岳に行った時、長老のFさんが軽い熱中症になって頂上直下から引き返すというちょっとしたハプニングがあった。麓の中の湯温泉に戻った頃には、熱中症はほぼ治まっていた。そこで僕は「水分補給にビールでも飲みますか?」と水(いや酒か?)を向けると、Fさんは「こういう時は手製のサワーの方がいい。売店で焼酎とりんごジュースを買ってきてくれ」とおっしゃった。部屋に戻ってグラスに氷を入れ、焼酎をグラスの3分の1位入れ、ペットボトルのりんごジュースを少々加え、冷たい水を3分の1位入れてかき混ぜると出来上がり。

僕もこれを頂いたが、スッーと体に入っていく。少し入れたりんごジュースの薄い甘みが飲み口を良くしている。ビールよりも一度に沢山飲めたような気がする。

これは手製のサワーである。サワーsourとは読んで字のごとく、蒸留酒に酸味のある果物ジュースと砂糖などの甘みを加えたカクテルだ。日本では炭酸で割ることが多いが、アメリカでは通常炭酸で割ることはない。まあアメリカでどう飲んでいようと関係ないのだが、山から降りた後の一杯は炭酸で割らずに、アメリカ風にピュア・ウォーターで割って飲む方が飲みやすい。

日本では炭酸で割った焼酎をサワーと呼んでいるから、チューハイと同じものである。チューハイは焼酎ハイボールの略で、戦後間もなく梅割りなる飲み物が流行ったそうだ。これは焼酎に合成の梅のエキスを数滴たらした物。東京の下町を中心に発展した飲み物、ということだが、飲み口と手頃な値段から、今では一般的な飲み物になっている。

Fさんは僕より大分先輩だから、チューハイの原点をご存知だったのだろうか?

それにしても暑い夏の登山の後は、炭酸を入れないサワーで美味しく水分補給ができた。山にお酒を持参する場合も夏は焼酎が一番だ。

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